「北に媚びるな」という話

国連事務総長潘基文(パン・ギムン)さんが、文在寅政権の対北政策を「生ぬるい(消極的)」と批判しました。日本風に言うと「弱腰対応」という感じです。

また、北の立場を「忖度」したところで、北に振り回されることにしかならない、とも忠告しています。
コレ、全くその通りだと思います。相手がどれだけ理不尽な要求を突きつけて来ても、波風を起こさないことだけを念頭に宥めて頭を下げて勘弁してもらう…そのうち、それが当たり前になってしまうでしょう。
そうなったら韓国は北の「属国」も同然です。北にとっては最も望ましい形でしょうね。

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北朝鮮に韓国の裁判権が行使できる、という話

韓国の憲法では北朝鮮を国家と認めていません。憲法の第三条で「大韓民国の領土は韓半島とその付随島嶼とする。」となっています。ここで言う「韓半島」とは、南側だけを指すのではなく、朝鮮半島全域を意味します。
つまり、北朝鮮の支配地域も韓国の領土としていることになります。


司法の場でも、90年代半ばに大法院(最高裁判所)が「北朝鮮国籍者であっても憲法上、北朝鮮は韓国の領土に属する韓半島の一部であり、大韓民国の主権が及ぶとみることができる」とし、脱北者に対し「韓国国民としての地位を持つ」という判断を下したことがあります。

そして今回も 北朝鮮に韓国の裁判権が行使できる という判断が下され、朝鮮戦争当時、北の捕虜となり強制労働に従事させられたとする損害賠償請求訴訟で原告勝訴となりました。

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「Welcome to Video」運営者の米国への引き渡し要求が拒否された話

2018年に閉鎖された世界最大の児童ポルノサイト「Welcome to Video」の運営者の米国への引き渡しが不許可となり釈放されました。(概要はこちら
過去の事例を見ると、韓国が犯人引き渡しを許可しなかったのは「政治犯」の場合です。ですが、今回の事件は明らかに「政治犯」には該当しません。

ではなぜか…引き渡し対象の犯人が韓国国籍者であり、既に韓国司法で裁かれた後だからです。

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「ナヌムの家」を告発した日本人職員が慰安婦遺族に追い出された話

慰安婦支が集団生活を送っている「ナヌムの家」の日本人職員が追い出されました。

イ・ヨンスさんと正義記憶連帯がモメているのと同時期に、この施設からも不正会計の内部告発の声が上がっていました。(ただし、正義記憶連帯は施設の運営には直接関わっていないため、問題としては別個です)

追い出されたのは、この問題の内部告発者7人のうちの1人だそうです。

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ボルトン回顧録「ムン・ジェインはキム・ジョンウンのスポークスマン、安倍は日韓国民のスポークスマン」という話

趙甲濟(チェ・ガプジェ)ドットコムにボルトンさんの回顧録の読書感想文要約があがっていました。
書いてあること全てが本当かどうかは分かりませんが、色々話題になっている本ですし、ちょっと見てみました。

全30項目と結構長いです。元の本が長いので多少は仕方なし。

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親日派の墓を「破墓(パミョ)る」法案の話

朝鮮戦争の英雄であっても「親日派なら墓を掘り返せ」と言っていた件の法案が提出され、とうとう現実味を帯びてきました。
墓を掘り返すことを破墓(파묘;パミョ)と言います。
パーミョ パーミョ パミョ親日派〜♪

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元・慰安婦が元・徴用工と一緒にイ・ヨンフン元教授、リュ・ソクチュン教授を告訴した話

正義連とヨリを戻したイ・ヨンスさんが、今度は元・徴用工(自称被害者)とその遺族たちと一緒にイ・ヨンフンさんとリュ・ソクチュンさんを告訴しました。
イ・ヨンフンさんは「反日種族主義」の代表著者、リュ・ソクチュンさんは「慰安婦は売春婦」発言の延世大の教授です。

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