久しぶりに趙甲濟ドットコム覗いたらバンダーさんが復活していました。
昨年の1月が最終投稿のはずですが、6月1日以降、既に10本以上のコラムが投稿されていました。ボチボチ訳していこうと思います。
トロイの盾作戦の話
オーストラリア、オーストリア、カナダ、デンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、ハンガリー、リトアニア、ニュージーランド、オランダ、ノルウェー、スコットランド、スウェーデン、イギリス、アメリカ...16カ国の捜査機関による合同オペレーションで800人以上が逮捕される大規模摘発が行われたそうです。
共通点はAnomという暗号化プラットフォームを使用していたこと。特に麻薬取引やマネーロンダリングに関する情報のやり取りに使われていたのですが、これには致命的なバグがありました。
それは、やり取りが全て捜査機関に筒抜けだったことです。
FBI主導のおとり捜査のために作られたデバイスだったのです。そうとは知らず2018年以降、12,000機以上が300以上の組織で利用されていたのだとか。作戦名は「Operation Trojan Shield(トロイの盾作戦)」。
徴用訴訟却下は「国民の法感情に背く」という話
徴用訴訟が却下された件の是非はまだしばらく続きそうです。
一部では国際法的に正しい、という声があがっている事もちゃんと報道されています。こちらの意見については今更お知らせすることもないと思います。
逆の意見、上級審(高裁や最高裁)で判決が正されるべきだ、とする側からは「国民の法感情に背く」、「控訴により社会的共感を得なければならない」といった声が挙げられているようです。
法感情はあるメディアが「善悪の判断と法について持つ情緒」と定義していました。ざっくり言うと「自分たちが気に食わない犯罪者は厳罰になるべきだ」です。国民の好悪が量刑の基準になるという俗に言う「国民情緒法」のことです。