「従軍」表記が消えた教科書が承認された話

教科書の「従軍慰安婦」「強制連行」の表現が来年度から改められることになりました。

日本の教科書検定基準では、閣議決定その他により政府が統一見解を示している場合、それらに基づいた記述を行うことになっています。

4月の閣議決定を受けて各出版社が修正申請をしていたものが承認された形です。

一部報道では一社(清水書院?)だけ「いわゆる従軍慰安婦」という表現を残し、注釈として日本政府の見解を載せる形にしているそうです。

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日本製鉄を相手取った徴用訴訟、一審原告敗訴の話

徴用訴訟で原告敗訴判決が出ました。6月7日8月11日に続いて3つ目です。

裁判官は8月の「消滅時効」のときと同じ人だそうなので理由も同じだと思われます。6月の「請求権協定に含まれる」という模範解答とは違いますが、落とし所としては及第点でしょうか。

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「慰安婦は売春婦」「契約書」に言及した米軍報告書の話

10日ほど前に韓国メディアに米軍がまとめた「慰安婦」関連の報告書について記事が出ました。あの有名なレポートNo.49です。全然話題にはなっていないようですし、なんで今さら?という気がします。

というのも、内容に「契約書」の存在が書かれているからです。記事では完全に論点をすり替えていますけれど、ラムザイヤーさんの論文で散々叩いた「契約書」の存在をほのめかす報告書の内容は不都合でしょうに。

国立公文書館で「発掘」したそうです。わざわざそんなことしなくても「アジア女性基金」が調査・公開済みのレポートです。

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【バンダーさん】「未開朝鮮と開化日本の接点となった朝鮮通信使・修通使」の話 その4

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「未開朝鮮と開化日本の接点となった朝鮮通信使・修信使」の続きです。(過去記事→その1その2その3

今回で最後です。

当時の朝鮮がいかに無知であったか、呑気であったかという話です。特に周辺国の情勢について、ロシアの南下政策を日本と英国(と中国)が警戒していたにも関わらず一番の当事者である朝鮮だけがひどく呑気で、このような無知で間違った認識が国に大きな危機をもたらす、そんな内容です。

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【バンダーさん】「未開朝鮮と開化日本の接点となった朝鮮通信使・修通使」の話 その3

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「未開朝鮮と開化日本の接点となった朝鮮通信使・修信使」の続きです。(過去記事→その1その2

今回は日本に来た朝鮮修信使がどのように過ごしたか、また帰国後、高宗にどのように報告したのかという話です。

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