スウェーデンで開催されている見本市「Passenger Terminal Expo」で恒例のSKYTRAX社による「Worlds Airport Award 2019」が発表されました。
玄関口として、空港のイメージって大事です。
1位はシンガポールのチャンギ空港。2013年から7年連続の受賞です。
この空港の特徴は、空港自体がアミューズメント施設として機能していることでしょうか。
イベントも盛りだくさんで、空港から出なくても観光地として成立しています。
IR構想に力を入れている関西国際空港には良いお手本ですね。
更に、乗り継ぎまで5時間以上ある場合は、無料のシンガポールツアーに参加できる、などハブ空港としての魅力も高いです。
2位は日本の羽田空港です。
昨年は3位でしたが戻ってきました。
アクセスの良さ、国内線として世界一、7000万人以上の利用客、世界でもっとも清潔な空港として評価されています。
3位は韓国のインチョン空港です。
世界最高のトランジット空港として安定の評価を得ています。
昨年の8月には利用客数が過去最多との報道もありました。
東アジアのハブ空港としては、まだまだ強いですね。
その他は 4位 ハマド国際空港5位 香港国際6位 中部国際空港7位 ミュンヘン空港8位 ヒースロー空港9位 成田空港10位 チューリッヒ空港
日本の空港は10位圏内に3つランクインしています。
部門別に見ると、日本の空港は「世界でもっとも清潔な空港」賞を羽田が、「世界最高の空港スタッフ」賞を成田が、「世界最高の地域空港」賞を中部国際空港が受賞しています。
ハブ空港としてはまだまだインチョン空港に負けていますが、立地としては悪くないんですよね、日本って。
世界地図を見てみれば、欧州・北米西海岸・東南アジア、全部結べるんですよ。
本気で取りに行ってみても良いと思うんですけどねぇ…。
関西圏の空港が総合ランキングに入ってきていませんね。
IR構想に力を入れている関西国際空港にとっては、1位のチャンギ空港はモデルケースですし、伸びしろがあるということで今後に期待しましょう。
