たまたま夜中に目が覚めて、たまたまBBCのニュースサイトを覗いたら大騒ぎになっていました。
フランス、パリのノートルダム大聖堂で大規模な火災が発生し、およそ850年前に作られた木造の屋根と尖塔が焼失しました。
火災の原因はまだ特定されていませんが、屋根裏部屋からの出火が確認されており、改修工事のために組まれていた足場を伝って、短時間で燃え広がったようです。
石造りの外観と二つの塔は残っていますが、木造屋根の2/3と尖塔を失いました。
そして、内部の被害状況ですが…以下が出入り口付近から撮影されたと思しき写真です。
暗くてよく見えません。ですが、被害の甚大さは見て取れます。
残念なことにこの角度からでは南北のバラ窓がどうなっているのか分かりません。
Fate/hollow ataraxiaの『天の逆月』のモデルになったと思われるバラの窓、あの美しいステンドグラスが無事かどうか現時点で不明です。
BBCの記事には、火は大聖堂の屋根に燃え移り、ステンドグラスの窓と木製の内部を破壊してから尖塔を倒した、という記述が見られます。


画像はBBCの記事から拝借しました。
青い部分が補修工事のために組まれていた足場のおおよその範囲です。
赤い部分が消失した屋根と尖塔です。南北バラ窓の真上です…。
※4/17追記
BBCの続報に「Upper window destroyed」「Rose window appears undamaged」という記載があります。
最上部の窓は破壊されたようですが「バラ窓は損傷がないように見える」とのこと。
外側から見た限り目立った損傷はないようです。
たくさんの人たちがセーヌ川のほとりで祈りながら見守っている姿が印象的でした。
2016年の熊本地震では熊本城が大きな被害を受け、日本人も多くが心を痛めましたが、そのときの遣る瀬無さを思い出しました。
こんな時、人間は無力だと思い知らされます。