タイの国王の戴冠式の話

2016年にタイのプミポン前国王が逝去された折には、皇室と親交があったこともあり、日本のメディアも大きく報道しました。
国中が喪に服し、国民が白黒の衣服を着用している様子や、街中のイルミネーションが消える様子が伝えられており、前国王のカリスマ的な人気に驚いた覚えがあります。

王位はその後、30日の喪が開けてから発足した暫定議会の承認を受けて、長男のワチラロンコン皇太子(当時)が継承されていましたが、戴冠式を行われておられなかったそうで、5月4日から3日間の予定で戴冠式が執り行われているそうです。


タイといえば金色。
キンキン・キラキラと金色に輝く豪華絢爛な寺院装飾が有名です。
タイでは金箔を貼る行為は縁起が良い、とされているそうで、日常的に行われているんだそうです。

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そんなタイの王様の玉座です。さすがです。
ここまでキンキラしているとなんだか見ている方が落ち着きません。


更に驚きなのは、国王が被って居られる王冠です。
なんと重量が7.3kgもあるんだとか…。

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ちょっとでも下を向くと首を痛めそうです。


ワチラロンコン国王は既に王位を継承されていますが、AFP通信の取材に応じた識者によると、戴冠式をもって「正統性」が付与され、正式に王の治世が始まるとされるのだそうです。

日本も新天皇が即位されましたし、タイもお揃いですね。