前々から噂のあったHuaweiの独自OSが開発者向けフォーラムで発表されました。
名称は「Ark」や「Ork」などの噂がありましたが、正式名称は 「HarmonyOS」 に決定しました。中国語表記は「鴻蒙(ホンメイ)」です。
オープンソースとして提供され、ARKコンパイラはKotlin、Java、Javascript、C、C++をサポートします。
今後の開発でHTML5、Linux、Androidアプリとの互換性が実装される予定です。
本日、中国国内向け市場に投入されるスマートTVがHarmonyOS実装第一号となります。
スマホには引き続きAndroidが採用されるそうです。
が、「将来Androidが使えなくなれば、すぐにHarmonyOSに切り替えることができます」と、米中貿易摩擦による何らかの措置があった場合にも、独自OSに切り替えることで製品サポートを安定的に行えることをアピールしています。
HarmonyOSは、iOSともAndroidとも全く違う、と言われているようなのですが、具体的に何がどう違うのかといった話までは残念ながら、まだ出てきていません。
アプリは単に互換性があるだけでは導入できません。GooglePlayのようなパッケージ管理ツールに登録されているか、手動インストール用のパッケージファイルが提供されている必要があります。
また、HarmonyOSがデフォルトで備える機能(メール、スケジュール管理、クラウドデータ管理、地図機能など)の有無も大事になってきます。
今後3年程度を目処に、バージョンアップを重ねながらウェアラブルやスマート機器などへの搭載を進めていく予定だそうです。