8月の訪日外国人数の話

8月の訪日外国人数の推計値が発表になりました。
前年同月比2.2%減の252万人で、11ヶ月ぶりに前年同月比を下回りました。
8月までの累計人数は2214万人となりました。


  • 国・地域別訪日人数
数(人) 伸び率(%)
韓国 308,700 -48.0
中国 1,000,600 16.3
台湾 420,300 6.5
香港 198,127 -4.0
タイ 49,600 4.4
シンガポール 19,700 20.6
マレーシア 19,800 -1.7
インドネシア 16,200 -7.3
フィリピン 31,500 27.5
ベトナム 43,700 27.7
インド 13,300 26.6
英国 26,200 8.4
フランス 30,900 9.6
ドイツ 17,300 6.8
イタリア 22,800 3.4
ロシア 8,300 23,3
スペイン 20,000 3.8
米国 117,800 14.3
カナダ 27,600 10.6
豪州 27,000 13.8


目立つ減少としては、圧倒的に 韓国(-48.0%) ですね。
最近、あちらではベトナム旅行が人気のようです。

香港は引き続きデモによる空港閉鎖などが影響したかな、と思われますが、騒ぎの規模の割に減少幅は軽微です。

インドネシアの減少が5ヶ月連続です。
独立記念日などの祝日があったものの、休日と重なったことで連休とならなかったため、3連休があった昨年と比べると旅行需要に結びつかなかったのかな、と思われます。


増加したところでは、東南アジアはフィリピン、ベトナム、インドが8月としては過去最高の訪日数です。
旅行需要が順調に伸びてきています。

その他、EU、北米、豪州では軒並み8月としては最高の訪日数を記録しています。


韓国人訪日客の減少を受けて、人数という数字の上では11ヶ月振りに前年同月比を下回りましたが、今の所は堅調に推移していると見て問題ないと思われます。