冬の大三角が無くなるかもしれない話

オリオン座のベテルギウスと、こいぬ座プロキオンと、おおいぬ座シリウスの3つで冬の大三角と呼ばれています。
特に明るいのはシリウスですが、ベルトの三連星が見つけやすいので、私はいつもオリオンを真っ先に探します。


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オリオンの右肩の赤いベテルギウスは、太陽のおよそ20倍という巨大な赤色巨星で、いつか超新星爆発を起こすと予想されています。
いつ超新星爆発を起こすかは全く持って分からないのですが、ここ2ヶ月ほど奇妙な現象が起こっているようです。

ベテルギウス変光星で明るさが変化する星なのですけれど、今年の10月から2ヶ月の間で明るさが一気に2.5分の1まで暗くなっているのだそうです。(ソース

数十年間の観測史上、こんなに急激に光度が落ちるのは初めてのことで、何らかの事態が起こっているかもしれません。


これが超新星爆発の予兆かどうかは不明です。
が、今地球上で見えているベテルギウスの光は約700年前のものです。もしかしたら、あの場にはもうベテルギウスは無いのかもしれません。

もし、超新星爆発が起これば、数カ月は半月ほどの明るさに輝き、その後徐々に暗くなって肉眼では完全に見えなくなると予想されています。

このくらいのサイズなら超巨星には該当しないのでブラックホールにはならずに白色矮星になるはずです。