はやぶさ2の新しい探査計画の話

昨年11月13日に、リュウグウでの504日間の滞在を終えて地球に向け帰還中の「はやぶさ2」ですが、次の任務が早くも検討されているそうです。


今年末に地球に最接近する予定ですが、その段階でまだ木星まで往復出来る程度の燃料が残っています。
そのため採取試料の入ったカプセルを分離し、はやぶさ2本体は次の小惑星探査へ向かう計画です。


地球と金星の重力を利用したスイングバイ*1で、最短6年程度で到達可能な小惑星が複数あることが分かったそうです。

2024年にスイングバイを行い、2029年頃に到達可能な小惑星を候補に調査対象の検討が行われています。


はやぶさ2は2014年打ち上げですから、これが成功すれば15年…観測と復路も含めれば20年以上の長期ミッションということになります。


*1:重力を利用して加速したり、軌道を変更したりすること