ママさん部隊を「集示法違反」で送検…でも水曜集会はその対象にしない話

どうでも良いんですが、私が聞いて一番イラっとする韓国語が「ファイティン(파이팅)」ってヤツです。
英語の「Fighting」なんで、日本では「ファイト」って言うのと同じ意味合いで使われるものですけど…なんか音の響きがイラっとします。
煽られている気分になるというか…そもそも英語の「Fight」に「頑張れ」の意味はありませんので、そのせいかもしれません。

それはともかく、昨年8月に少女像の横で「日本ファイティン」と叫んだママさん部隊の代表が書類送検されたそうです。
彼女たちの活動を批判するつもりはありませんが、個人的に「ちょっと困ったさん」な人たちだと思っていまして、あまりいい印象は持っていません。
とはいえ、この対応はいかがなものかと思います。


ニューシスの記事からです。

少女像の横で「日本ファイティン」..チュ・オクスン、起訴意見送検


平和の少女像の横で「日本ファイティン」を叫んだチュ・オクスン母親部隊*1の代表を未申告集会の疑いで送検した。

(中略)

チュ代表は昨年8月1日、平和の少女像がある鍾路区の日本大使館近くで事前の申告をせずに集会を開催した疑いを受ける。

彼女はこの場で「文在寅政権、日本政府に謝罪せよ」と書かれた横断幕を持って文在寅大統領に向かって「頭を下げて、日本に謝罪せよ」という趣旨の発言をしたことが分かった。

また「私たちの指導者が無力で無知で、日韓関係を破壊したことに対して、安倍首相様に国民の一人として心から謝罪申し上げる」とし「日本ファイティン」を叫んだ。

これに市民団体、積弊精算国民参加連帯は昨年8月8日、「記者会見を口実にした未申告集会の上、集会禁止地域である外交機関近く100m以内で開催した」とし「明白な集示法違反」と主張して告発した。

ニューシス「소녀상 옆에서 "일본 파이팅"..주옥순, 기소의견 송치(少女像の横で「日本ファイティン」..チュ・オクスン、起訴意見送検)より一部抜粋


記事ではチュ・オクスンさんが「何を言ったか」については、細かく書かれているのですが、彼女の「何が違法行為にあたるのか」については、あまり詳しく書かれていません。
書かれているのは「市民団体」の主張であって警察・検察の公式発表ではありません。

すごく変な記事です。

「記者会見を口実に使う」という手は、水曜集会(慰安婦集会)の十八番なのであまり触れたくないのかもしれません。
集示法違反の根拠は水曜集会にも当てはまりますからね。ママさん部隊と水曜集会との対応を分ければ、法の恣意的運用(ダブルスタンダード)になってしまいます。

ですがこの記事からは集示法違反は口実で、彼女の発言そのものを問題にしているような印象を受けます。


*1:オンマ部隊(엄마부대)