日本公館に侵入した大学生の起訴に対して市民団体が反発している話

昨年7月22日、釜山の日本総領事館に侵入して抗議デモを行った大学生7人が住居侵入罪の疑いで起訴されました。
これに対し市民団体が反発しています。よく見る図です。


ハンギョレの記事からです。

検察、釜山の日本領事館デモの大学生を起訴...市民団体「反発」


検察が昨年7月に釜山の日本総領事館に侵入して奇襲デモをした大学生を住居侵入などの疑いで裁判に引き渡し市民団体強く反発している。
釜山の160余りの市民社会団体で組織されている「安倍糾弾釜山市民行動」は3日、釜山地検前で記者会見を開き戦争犯罪を謝罪しない日本政府に抗議する意味で日本総領事館に入ってデモを行った大学生などを無理に起訴する検察を糾弾する」と述べた。

釜山市民行動は「日本の安倍政権は、過去2018年10月、私たちの最高裁判所の強制徴用賠償判決後、韓国への輸出規制とホワイト国(戦略物資輸出手続きの簡素化対象国)を除くなどの貿易報復を実施した。私たち国民は、日本不買運動で対抗した。このような国民の怒りを込めて、大学生7人が日本総領事館内で安倍政権に糾弾の声を出した。これは当然で正義の行動」と強調した。続いて「検察は国民の自尊心を守ろうとした大学生に向けた刃をすぐに引け。無理な起訴を撤回しろ」と促した。

(中略)

大学生7人は昨年の7月22日、釜山東草梁洞(チョリャンドン)の日本総領事館に入って、日本の貿易報復を批判する横断幕を掲げ近づき、領事館職員に制止された後、警察に連行された。以後、警察は検察に事件を引き渡し、検察は6ヶ月ぶりにこれらを住居侵入などの疑いで起訴した。これらの最初の裁判は6日、釜山地裁で開かれる。釜山市民行動は大学生のデモが公正だったという市民嘆願を受けて裁判所に提出する計画である。

ハンギョレ「검찰, 부산 일본영사관 시위 대학생 기소…시민단체 ‘반발’(検察、釜山の日本領事館デモの大学生を起訴...市民団体「反発」)より一部抜粋


無理に起訴?公正?って…普通に違法行為でしょうに。

理屈は昨年10月18日に米大使館に侵入した時のと同じでしょうね。
道徳的に正しい「愛国行動」は、それを遂行するために法を犯したとしても他人の権利を侵害したとしても許容されるべきで、むしろ「よくやった!」と称賛されるに値するです。