旧・日本大使館前の不法設置物が撤去された話

韓国ソウルの旧・日本大使館前を不法占拠していたテント類が行政執行により強制撤去されたそうです。
約3年半振りです。
なぜ今になって、なのかは分かりませんが…国内の耳目がコロナに向いているからでは無いかと、要らぬ勘ぐりをしてしまいます。


ペンアンドマイクの記事からです。

昔の日本大使館前の不法テント撤去…誤った実態のペンアンドマイク報道20日余りで「正常化」


(前略)

ソウル市と鍾路区は合同で27日午前7時20分頃から、ソウル市中心部に設置された不法テントなどの強制撤去(行政代執行)に乗り出した。この日は「反安倍反日青年学生共同行動」(以下「共同行動」)など、左派団体がいわゆる「平和の少女像」保護者を辞任して旧(舊)日本大使館前の「慰安婦関連」像の周りにテントなどを不法に設置して座り込みに入ってから1521日目だった。

今年2月に入って、ペンアンドマイクは多数の記事を介して、いわゆる「平和の少女像」の保護を辞任した人々が旧(舊)日本大使館周辺で行ってきた行動を告発した。

ペンアンドマイクは<鍾路区、「慰安婦少女像」周辺のテントなどの不法性を知っても、3年6ヶ月以上放置... 「戒告状」のみ送信端?>という題名のこの前の6日の単独記事で、鍾路区が去る1月15日から1月16日までの似つか感、政府ソウル庁舎前に脱北民のキム・テヒさんとイ・ドンヒョンさんなどが設置したテントだけを特定して強制撤去に乗り出したという点を指摘し、「共同行動」の関係者がいわゆる「平和の少女像」の周りに設置した不法テントには、少なくとも3年6ヶ月以上長期間にわたって鍾路区がこれを黙認・放置してきたことを紹介した。

続いてペンアンドマイクは<旧日本大使館前「平和の少女像」周辺は無法地帯…このような姿が「平和」という言葉に似合うだろうか?>という題名の12日の単独記事を通じては、日本大使館前で「正義記憶連帯」(旧「挺身隊問題対策協議会」や「挺対協」)などが1992年1月8日以来、30年余りの間、旧日本大使館前で繰り広げ「日本軍慰安婦」関連の集会ーいわゆる「水曜集会」または「水曜デモ」ーと関連し、その集会の主催者側が犯している違法事項を告発した。これは既成の主流メディアの中のどのようなところも試みたことのない画期的な実験であった。

(後略)

ペンアンドマイク옛 일본대사관 앞 불법천막 철거...잘못된 실태에 대한 펜앤드마이크 보도 20여일만에 ‘정상화’(昔の日本大使館前の不法テント撤去…誤った実態のペンアンドマイク報道20日余りで「正常化」)」より一部抜粋


ペンアンドマイクの自画自賛記事の効果がどの程度あったのかは、私には分かりません。
が、ここにきて行政が動いたのは記事の影響や苦情(12件あったそうです)というより、コロナではないと思っています。

行政側も、設置物の違法性は十分に認識していたはずで、そのうちなんとかしなければ、とは思っていたはずです。
ただ、韓国にはどこか「正しいことを行うためには法を破っても容赦されるべき」とする社会通念のようなものがあります。
それに慰安婦は一種の聖域です。迂闊に手を出して、行政側に批判の矛先が向くことは避けたい思いもあったでしょう。

そこにこのコロナ騒ぎです。

連日連夜、コロナ関連のニュースばかり(私は正直、食傷気味)で、世間の耳目が逸れている間にコッソリ動いたのでは?と。
まあ、邪推ですけどね。