中国からやっぱり文句が出た話

トランプさんからのG7会議への招待に、ムンさんが「喜んで」応じると返答したそうです。
それに対してやっぱり中国から「分不相応」との文句が出ました。


韓国経済の記事からです。

「韓国のG7参加、理に適わず非論理的」...不快感を示した中国


ドナルド・トランプ米国大統領が主要7カ国(G7)体制拡大のためにムン・ジェイン大統領に参加を要請したことを巡り、中国メディアが不快感を示した。
中国国営メディア「グローバルタイムズ」は去る2日、論評でトランプ大統領が韓国とオーストラリア、ロシア、インドを主要G7首脳会議の招待したのは「政治ショー」と切り捨てた。


この媒体は、ムン・ジェイン大統領がトランプ大統領の招待を受諾したニュースを伝え「ムン大統領の決定は韓国が強大国の隊列に並ぶことができるという点で合理的である。しかし 韓国は、経済・外交・政治的に世界的影響力が大きくない 」とし「韓国が 首脳会議に参加するのは理に適っていない 」と主張した。

また、「オーストラリアも韓国と似たような状況」とし「ロシアとインドはトランプ大統領招請を拒否するだろう」と見通した。

(中略)

グローバルタイムズはまた「トランプ大統領がG7を拡大する意図は中国を牽制するために、より多くの同盟国やパートナーを引き寄せようとすること」とし「ロシアは明らかに米国に同調しないだろう。韓国、フランス、ドイツ、イタリアも同調していない」と主張した。韓国が対中国牽制に参加しないだろうという希望を明らかにしたものと解釈される。

(後略)

韓国経済「"한국 G7 참가 이치에 안맞아"…불편한 기색 드러낸 중국(「韓国のG7参加、理に適わず非論理的」...不快感を示した中国)」より一部抜粋


「G7体制拡大のため」というのが、いつの間にか既定路線になっちゃってますね。


G7の体制拡大議論は2008年にもありました。
この時は議長国は日本だったので、日本の要請で中国や韓国、その他のアジア諸国を招いて、2月に財務省中央銀行総裁の非公式協議を行っています。(リーマンショックの影響)


今回はG7の首脳会議への招待という意味では前回とは違いますが、2008年の首脳会議後にも「G7の枠組み拡大の必要性」がいくつか韓国メディアでは報じられています。よく使われる、どこかの外国の専門家からの寄稿(提言)という形で。

その後、この話はそのままフェードアウトしたわけですが、今回はどうなるでしょうね。