着々と進む「冠の紐」切断作戦の話

北朝鮮さん、ご立腹収まらずです。
南朝鮮なんて信用できない!もう顔も見たくない!」と談話を発表しました。

聯合ニュースの記事からです。

「もう遅い」北、連日南側に警告状...南北関係の反転要員(総合)


青瓦台まで直接出て対北ビラの「厳正対応」方針を明らかにしたが、北韓はむしろ「もう遅い」と連日対南圧迫を強めており、注目される。

チャン・グンチョル朝鮮労働党統一戦線部長は12日夜遅くに発表した「北南関係は既に収まらない境地に至った」と題した談話で、青瓦台が対北ビラ問題について「ついに沈黙を破って」立場を表明したとし、これを「後の祭り*1」ということわざにたとえた。

(中略)

彼は「大げさに堂々と自慢の言葉を並べるが、実際は一歩も動き出そうとしない相手と、本当にこれ以上は向き合っていたくない」と、韓国側との対話の意志がないことを明らかにした。

「信頼は粉々になった」とし「これから流れる時間は、南朝鮮当局にとって、本当に悔やまれる辛いもの」という警告まで付け加えられた。

(後略)

聯合ニュース「"이미 늦었다" 북, 연일 남측에 경고장..남북관계 반전 요원(종합)(「もう遅い」北、連日南側に警告状...南北関係の反転要員(総合))」より一部抜粋


北朝鮮の言葉は私の語力では訳しきれませんので、かなりの意訳になっています。


「冠の紐作戦」って有名ですよね。日米をそれぞれ冠の紐にたとえて、どちらかが切れれば冠(韓国)は勝手に落ちる、って言ったという。
日本との関係は劇的に悪化していますし、米国も在韓米軍縮小を何度も示唆してきています。
しかも、韓国は北朝鮮に「脅せば聞く」というメッセージを送ってしまっています。
北朝鮮的には今が待ちに待ったチャンスなわけです。


万が一のときは、日本はまず第一に自国の国益を優先すべきです。
お人好しで問題に関わるのだけは勘弁です。


*1:原文「소 잃고 외양간 고친다」。牛を失って牛小屋を直す。
後の祭り、泥棒を見て縄を綯う、などの意味。