日本以上のペースで少子化が進んでいる韓国さんの話

韓国の出生率が0.92と、統計以来最低値となりました。

OECD38ヵ国の中で1.00を割り込んでいるのは韓国のみです。

日本以上のペースで少子化が進んでいることになります。


朝鮮Bizの記事からです。

一生で子供一人も生まない国...毎年数十兆ウォン注いでもOECDの中で出産率最下位


(前略)


統計庁が26日に発表した「2019年人口動向調査出生統計」によると、昨年韓国の合計特殊出生率は0.92人を記録した。1970年の出生統計作成以来最低値だ。女性が妊娠可能期間(15~49歳)に生むと期待される平均出産数が一人にもならないという意味だ。


合計特殊出産率は2016年に1.17人、2017年に1.05人で0人台を維持してきた。しかし、2018年(0.98人)に初めて1人以下に落ちた後、2年連続で0人台を維持している。


(中略)


合計特殊出生率が1人以下の状態が長期間続けば、人口減少傾向が険しくなる。昨年、統計庁が発表した長期人口統計によれば、我が国の人口は2028年の5194万人をピークを迎えた後、2029年から減少すると見込まれた。2016年の推計時に発表した2032年より3年繰り上がったのである。

総人口は2044年に5000万人の壁を割った後、2066年に3000万人台と低くなり、100年後の2117年には2081万人となる。しかし、このような見込みさえ合計特殊出生率が1.27人水準を維持して外国からの人口流入が行われる、という仮定を土台にしたものである。

統計庁は合計特殊出生率が2021年に0.86人まで落ちた後、反騰して2028年に1.11人、2040年に1.27人と高くなると予測した。


(中略)


政府は少子化問題をのち超えるとし、過去2018年に26兆3000億ウォン、2019年に32兆3000億ウォン、今年37兆6000億ウォンと膨大な予算を投入した。 ~(中略)~

韓経済研究院関係者は「政府と自治体の現金支給だけでは、夫婦が子供をさらに生むように誘導しにくい」とし「保育と教育政策を大々的に転換しなければならず、特に外国人の人的流入とこれらが子供を産み、育てることができるよう法的、制度的環境を整備する発想の転換が必要である」とした。



朝鮮Biz「평생 아이 1명도 안낳는 나라... 매년 수십조원 붓고도 OECD 중 출산율 꼴찌(一生で子供一人も生まない国...毎年数十兆ウォン注いでもOECDの中で出産率最下位)」



以下は2018年のOECD発表の合計特殊出生率の高い国3ヵ国と低い国3ヵ国です。OECD平均は1.63です。

出生率
イスラエル 3.09
メキシコ 2.13
トルコ 1.99
...
イタリア 1.29
スペイン 1.26
韓国 0.98


韓国の統計庁が何を根拠に2028年には1.11、2040年に1.27に反騰するとしているのか分かりません。が、何もせずに自然回復するとは思えません。


2019年の日本の合計特殊出生率は1.36でした。2018年(1.42)から0.06ダウンです。

昨年発表された報告書では、このままのペースだと2055年に人口1億人を割り込むことになります。


好むと好まざるとに関わらず、経済政策・社会政策などの韓国は日本を手本にしてきました。

文化も宗教も風習も違う、地理的に遠い国を参考にするより、文化的・地理的に近い日本をマネた方がいろいろと便利だったのでしょう。

ですが、少子化対策については韓国が先んじないといけない状態です。


他人ごとではない日本としては、韓国がどのような政策を打ち出すか、内容的に日本の参考にできるのか、じっくり注視していくべきじゃないでしょうか。