韓国セクハラ外交官の話

ニュージーランド大使館勤務当時、現地職員に対するセクハラ疑惑が持ち上がっている韓国外交官ですが、国家人権委員会の判断が出ました。

しかし、外交官のセクハラ行為を認めながらも被害者の主張を全面的に受け入れていなかったり、外交部の対応を不十分としながらも送還(外交特権停止)について言及しないなど、中途半端感が否めません。


ニュース1の記事からです。

ニュージーランドの外交官セクハラ疑惑...不十分だった外交部の対応


国家人権委員会(人権委)が韓国の外交官の駐ニュージーランド韓国大使館現地職員セクハラ疑惑と関連し、外交部の対応が不十分であると判断した。ただし、人権委は韓国外交官の行為をセクハラと認めながらも被害者の主張を全面的に受け入れなかった。


人権委はこのような判断に基づいて韓国外交官A氏に対してセクハラの責任を認め、被害者に1200万ウォンを支払うことを勧告した。また、外交部長官も在在公館でのセクハラ発生時の調査と救済のための公正性を担保するためのマニュアルを用意するように勧告した。


(中略)


人権委はA氏の言動がセクハラと認められると見なした。陳情人の主張が一貫しており具体性の面で比較的信ぴょう性があると思われ、A氏が大使館の調査当時B氏に物理的な接触を認めた点が考慮された。

ただし、性器部位への接触については「事件発生後、かなりの時間が過ぎた時点でこのような主張をしており、B氏の主張が事実だと認められるだけの証拠を確保するのは難しい」と判断した。


(後略)


「뉴질랜드 외교관 성희롱 의혹…미흡했던 외교부 대응(ニュージーランドの外交官セクハラ疑惑...不十分だった外交部の対応)」より一部抜粋



「1200万ウォン支払うように」って、これは慰謝料って意味なんでしょうけれど...被害者は韓国の裁判所に民事訴訟を起こしたわけではなく、ニュージーランドの警察に被害届を出したわけなので、韓国側で勝手に民事解決に持ち込むのはどうよ、という気がしないこともありません。(まあ、被害者がそれで納得して被害届を取り下げれば、それも一つの解決の方法ですけれども...)


「事件発生後、かなりの時間が過ぎた時点でこのような主張をしており、B氏の主張が事実だと認められるだけの証拠を確保するのは難しい」...(自称)慰安被害者や(自称)徴用被害者に同じことを言えばいいと思います。

今回の件とは全く関係ないのですけれども、どうしてもそんな気分になってしまいました。