ムン政権終わりの始まり?な話

ムン・ジェイン大統領にレームダック*1はない、としばらく前には言われていましたが、どうやらそんなことはないようです。

リアルメーターの調べによるとムン政権発足後、支持率が最低まで下がりました。
今までムン大統領のファンクラブ会報のような記事を書いていた主要メディアの論調も、少し変化してきたような気がします。

待っているのは歴代大統領と同じ悲惨な末路でしょうか...?


聯合ニュースの記事からです。

「ムン大統領支持率、2週連続の最低。与、小幅上昇再逆転」[リアルメーター]


(戦略)


リアルメーターがTBSの依頼で去る7~9日、全国の18歳以上の1千509人を対象に調査した結果、ムン大統領の国政遂行支持率(肯定票)は前週より0.3%ポイント下落した37.1%となった。

先週、現政府発足後初の40%ラインを割り込み記録最低値を更新した。

否定評価は0.8%ポイント上昇した58.2%で、政権発足後最高値だ。「わからない・無回答」は0.5%ポイント下がった4.7%であった。



(中略)


今回の調査では民主党の改革立法処理、チュ・ミエ法務部長官とユン・ソクヨル検察総長の間の葛藤に対するムン大統領の遺憾表明、新型コロナウィルス感染症(コロナ19)の再流行とワクチン接種計画などが影響を及ぼしたと見られる。


政党支持率は、共に民主党が1.7%ポイント上昇した31.4%、国民の力は0.8%ポイント下げて30.5%であった。

先週、国民の力がここ4ヶ月振りに民主党を上回ったが1週間で順位が再逆転した。

両党間の支持率の格差は誤差の範囲である0.9%ポイントだ。


(後略)


「"문대통령 지지율 2주 연속 최저..與 소폭상승 재역전"[리얼미터](「ムン大統領支持率、2週連続の最低。与、小幅上昇再逆転」[リアルメーター])」より一部抜粋


続いてマネートゥデイの記事からです。

ムン・ジェイン政権の終息、政党、市民団体代表者会議」が開催...誰が来たか


チュ・ホヨン国民の力院内代表が10日、「現実の認識と対応についてはそれぞれ考えが違うかもしれないが、ムン・ジェイン政権の早期退陣と政権の暴政を終わらせなければならない、ということに異論を持つ人はいないだろう」とした。

チュ院内代表は同日、ソウル中区世宗大学の韓国プレスセンターで開かれた「ムン・ジェイン政権、圧制への終結に向けた政党、市民団体の代表者列席会議」に出席してこのように述べた。


チュ院内代表を含む野党陣営の関係者らはこの日の会議に与党の高位公職者犯罪捜査処(公捜処)法改正案などの強行処理に対抗し、市民団体と「共同闘争」案を議論するために参加した。


(後略)


「'문재인 정권 종식 정당시민단체 대표자회의' 열렸다..누가 왔나(「ムン・ジェイン政権の終息、政党、市民団体代表者会議」が開催...誰が来たか)」より一部抜粋


会議に参加した他のメンバーは、イ・ジェオ国民の力常任顧問、キム・ムンス前京畿道知事、ホン・ジョンピョ無所属議員、ユン・サンヒョン無所属議員、イ・デギュ国民党事務総長、あたりだそうです。


このままだとムン政権は特に成果もなく、日・米・中・北...全てとの関係を「台無し」にしただけで終わってしまいます。

パク・クネ前大統領が慰安婦合意をまとめたように、徴用問題を強引に解決に導くことで帳尻合わせを狙ってくるかもしれません。

まあ、例えそうだとしても次期政権でまたひっくり返される可能性が高いですけれども。

菅政権は韓国の事情にいちいち付き合わずに冷静に見極めて貰えれば良いです。


*1:任期満了が近づいた大統領が急速に求心力を失い、思ったように政権運営が行えなくなること。「足の悪いアヒル」。