一部では多額の費用をかけて宣伝したと非難されている韓国のK防疫ですが、10万人当たりの感染者数の推移は日本とよく似ていることが判明しました。
世界から称賛されている世界の模範たるK防疫と、Go Toによって感染拡大に歯止めが掛からず失敗したはずの日本とが同じ状況などということがあるのでしょうか?
毎日経済の記事からです。
「確定者のグラフがそっくりだ」...「世界の模範」K防疫、日本と同じ轍を踏むのか
(前略)
中央防疫対策本部は13日「コロナ19の新規確定者は1030人(0時基準)」と明らかにした。2日連続で史上最高値だ。
(中略)
フィナンシャル・タイムズが国別統計をもとに算出した人口10万人あたりの新規確定者(直近7日平均)は11日基準で韓国の場合1.33人、日本の場合1.88人だ。3次拡散が始まった11月以降、韓国の新規確定者の増加は日本と3週間~1ヶ月の時差を置いて、日本の流れとそっくりの形で現れている。
(中略)
両国間の対応に差があるため余談は難しいが、社会的距離を置くことを強化している韓国でもしばらくは拡散が持続するという不安が高まっている。
コロナ19の経済的打撃の最小化を強調している日本政府では、これまで防疫より内需活性化を重視してきた。地方経済活性化のために国内旅行客に政府予算をかけて費用の一部を補助する「Go To トラベルキャンペーン」も行った。ただし、地域間移動が活性化し、「コロナ19」の拡散を煽ったという批判が高まっている。韓国の場合、今月初め以降、大学修学能力評価および大学別選考などで移動が多かった。
(後略)
毎日経済「"확진자 그래프가 똑같네"…세계모범
K방역, 일본 전철밟나(「確定者のグラフがそっくりだ」...「世界の模範」K防疫、日本と同じ轍を踏むのか)」より一部抜粋
感染者数の推移は↓です。赤が日本、緑が韓国。
3次感染の11月以降どころか、8月9月頃から動きが似ています。
「両国間の対応に差がある」はずなのに、なぜこんなに似ているんでしょう?
これは行政の対応で押さえ込める限界を超えている、つまりK防疫は既に機能していない、ということなんじゃないでしょうか?
そもそもK防疫は「徹底した検査」によって成り立っていたはずですが、最近の韓国の検査数は日本の半分以下という話もあります。
今年の上半期に「日本は検査数が少ないから感染者数が少ない」という論調が溢れていた時期がありました。それは今の韓国にまさしく当てはまっていますね。この理屈でいくと、韓国の感染者数はもっと多いはずですが…。
まあ、検査数が多いのが必ずしも良いことか、というのは議論の余地があると思いますけれども。