ラムザイヤー教授、批判されても論文撤回しない話

慰安婦論文」報道以来、(主に韓国系から)叩かれているラムザイヤー教授が初めて自身の立場について韓国JTBCの取材に「自身の論文内容を支持する」と答えました。

この話を騒いでいるのはほとんど韓国だけですし、話題として正直、飽きています。
ただ韓国で大騒ぎが起こって以来初めての論文著者自身のリアクションですので、簡単に触れてから一段落つけようと思います。

JTBCの記事からです。

「国際的物議」のラムザイヤー教授...それでも「私の論文を固守する」


「日本軍慰安婦被害者を売春婦」と主張したハーバード大学ラムザイヤー教授は今、アメリカ政界、学会からも批判を受けています。「おぞましい」として謝罪要求まで政界から出ているのに、ラムザイヤー教授はそれでも「論文を固守する」という立場をJTBCに初めて明らかにしました。

(中略)

「私は私の論文内容を支持する」
ラムザイヤー教授は立場を尋ねるJTBCの質疑にこのように短く答えました。
「契約に基づいた自発的な売春」という主張で慰安婦妄言批判に包まれて以降、初めての反応です。
ハーバード大学内外の相次ぐ問題提起にも論文を撤回したり修正する考えがないことを明確にしたのです。

(中略)

独自調査に着手した国際学術誌は「オンラインにすでに掲載された論文を最終稿とみなす」という立場を明らかにしました。

(中略)

在米韓国人団体は論文の撤回と謝罪を公式に要求することを決め、ラムザイヤー教授の立場表明後、反発の動きが大きくなっています。

JTBC「'국제적 물의' 램지어 교수…그래도 "내 논문 고수할 것"(「国際的物議」のラムザイヤー教授...それでも「私の論文を固守する」)より一部抜粋


記事を一言で言うと「批判されているのに取り下げない」となります。
逆に言えば「批判されたら(それが学術的批判でなくとも)取り下げなくてはならない」ということになります。そんな馬鹿な話はないでしょうに。

以下余談です。
下はこの記事についたコメントで1400以上の「いいね」を集めているものです。

ラムザイヤーが問題なのではなく、彼が引用した韓国人の論文が更に問題だ。反日種族主義のイ・ウヨン、パク・ユハだけでなく、ソ・ジョンヒという在米韓国人教授もいる。これらの主張への論理的・学術的反論による韓国知識人社会からの公論化や埋葬が必要である。学者的な良心か、学者としての資質不足なのか、韓国社会でまず確定する必要がある。韓国の歴史学者社会学者、法学者がどこにいるのか。どうしてこんなに静かなのか、キ○ガイばかりではないのか?



公論化すべき、という意見には賛成です。でも、他者の意見を「埋葬せよ」だとか「学者的良心、資質不足を確定せよ」とかは「論理的・学術的反論」とは言わないように思います。
これは昨日紹介した「メッセンジャーを殺せ」と同じ発想ではないでしょうか?