「日中関係があまり良くないのに外相電話会談。韓国とはまだなのに」な話

日中関係があまり良くないのに外相電話会談した。韓国とはまだしてないのに」みたいな内容です。
でもそれって、裏を返せば韓国と外相会談しないのは仲が悪いだけじゃない、とも考えられませんかね?
いや、実際そうなんですが。そしてそのことは韓国メディアだってちゃんと分かっているはずなんです。


ニュース1の記事からです。

日中外相が電話会談したが...日本の韓外相パッシングいつまで


日中関係が順調でないにも関わらず、日中外相の通話が行われているため、韓日外相の通話如何にも関心が集まっている。チョン・ウィヨン外交部長官が就任して2ヶ月が経ったが、韓日外相間の通話はまだ行われていない。

日本の毎日新聞によると5日、中国の王毅国務委員兼外交部長が茂木敏充外相と電話で話した。通話では敏感な話題も飛び交った。茂木外相は尖閣諸島問題と香港、新疆ウイグル自治区の人権問題について言及したと伝えられた。

(中略)

一方、韓国と日本の外相間の意思疎通は滞っており、これとは比較される。現在、チョン長官就任後、韓日外相電話会談が行われておらず、カン・チャンイル新駐日大使も茂木外相と日本の菅義偉首相と会談できずにいる。これに対し、日本政府が故意に韓国政府を避けているという報道も出ている。

(中略)

韓国政府はバイデン政府が推進する韓米日協力に歩調を合せるため、韓日関係に積極的な姿勢だ。これに協力し、韓半島平和プロセスに米国を引き入れるという構想だ。

チョン長官も内申記者懇談会で韓日外相会談に前向きな立場を見せ、日本に「和解の手を振って」見せた。「日本との疎通のために努力する」とし「韓日外相会談が早期に開催されることを希望する」と述べた。さらに具体的な会談方式についても、開かれているという考えを明らかにした。

しかし日本は韓国が歴史問題に対して解決策を示さない場合は高官級対話には応じない、という方針で韓国側の対話意志に一貫して黙り込んできた。

(中略)

今月末に開催される予定の韓米日外相会談でもチョン長官と茂木外相が2国間会談に出席するかどうかが注目される。それに先立ち、韓日関係の雪解けムード作りのためにチョン長官が電話で会談できるかが鍵だ。

(後略)

ニュース1「중일 외교장관 통화했는데…일본의 韓 외교장관 패싱 언제까지(日中外相が電話会談したが...日本の韓外相パッシングいつまで)」より一部抜粋


「パッシングいつまで」って問いかけてますけれど、「韓国が解決策を提示するまで」です。
記事中に自分で書いてますよね、「韓国が歴史問題に対して解決策を示さない場合は高官級対話には応じない」って。

韓国が現実的でまともな解決策を提示さえすれば韓国が望む電話会談も二国間会談も開催できます。「雪解けムード作り」とか不要です。

「解決策の提示」という根本的な問題解決方法を取らず、雪解けムード云々と迂遠なことを言っているということは、そもそも解決するつもり所か、国際法違反状態を是正する(国際法の解釈を示す)つもりもない、ということでしょう。

そもそも余命があと1年を切った政権と問題解決したとして、また次でちゃぶ台返しですから日本としては別に急いでいないのかもしれません。