4月30から5月1日にかけて、中国軍の軍艦が与那国島と台湾の間を航行して東シナ海に抜けていきました。日本の領海への侵入は無かったとはいえ、このルートを通るのは初めてだったようです。
防衛省が公式ツイッターで情報公開したり、報道されたりしていますが「ふーん、そうなんだー」くらいで流しちゃいそうな小さな扱いです。
この時のものと思われる衛星写真がツイッターに投稿されたそうです。世界の軍艦の動向を追跡しているアカウントらしいのですけれど、写真の出処や真贋は不明です。
世界日報の記事からです。
中国軍艦を追撃する台湾・日艦船の写真を公開
日本と台湾の艦船が中国軍艦を追撃する写真が公開された。
（中略）
4日、台湾の台湾ニュースなどによると、世界各地の軍艦の動向を追跡するツイッターアカウント「オーガスト（AUGUST；8月）」は、この1日に台湾東部の東シナ海を航海する中国軍艦を日本と台湾の艦船が追跡する衛星写真を公開した。
公開された写真の中国軍艦は人民解放軍所属の054A護衛艦で、台湾北部の基隆市から約125キロ、日本の与那国島から132キロ、紛争中の尖閣諸島（中国名・魚釣島）から62キロ離れたところを航海中だった。
中国の軍艦の南側から日本の海上自衛隊所属あぶくま級護衛駆逐艦、西南からは台湾のチーロン級またはチヤン級護衛駆逐艦が追いかけていた。中国軍艦と日本の艦船の距離は5キロ程度に過ぎなかった。
日本防衛省はこの1日に中国海軍艦艇が与那国島と台湾の間の海域を経て東シナ海に戻ったと明らかにしたことがある。日本と台湾の艦船が中国軍艦を追う衛星写真は防衛省が明らかにした内容を写している。
（後略）
世界日報「中군함 추격하는 대만·日함선 사진 공개（中国軍艦を追撃する台湾・日艦船の写真を公開）」より一部抜粋
↑は記事に貼られていた衛星写真のキャプチャ画像です。
記事原文には「추격（追撃）」と書いてあるのですけれど、別に武力衝突があったわけではありません。「追走」あるいは「追跡」と言った方が正確だろうと思います。
