リュ・ソクチュン元教授の控訴状変更、決定保留の話

慰安婦は売春」発言により名誉毀損で訴えられたリュ・ソクチュンさんですが今年2月に判事から検察側へ、彼の発言のどの部分が「虚偽事実」であるのかハッキリしていない、という理由で公訴状(起訴状)の変更を検討するよう通告されました。
これを受けて検察は先月、公訴状の変更手続きを要請しています。
本日第四回目の公判が行われたのですが、裁判所は公訴状の変更を許可するかどうか、決定を保留したそうです。


ペン・アンド・マイクの記事からです。

裁判所、「慰安婦は売春の一種」リュ・ソクチュン裁判、公訴状の変更許可するかどうか決定出来ず


2019年9月、延世大学社会学科専攻の教科授業中に「日本軍慰安婦は売春の一種」という趣旨の発言をしたことにより「虚偽事実の摘示による名誉毀損」の疑いで裁判に持ち込まれたリュ・ソクチュン元延大教授の四回目の公判が12日、ソウル西部地方裁判所で開かれた。

この日の公判では4月20日に同事件の主任検事であるソウル西部地方検察庁のテェ。ジョンギョン検事(司法試験51回、研修院42期)が同事件の裁判部に公訴状の変更を要請したことを裁判部が承認するかどうかが決定される予定だったが、裁判部はこれに関する決定を保留した。

(中略)

パク判事は「抗議が入った」とした上で「ウ○ジェのように、変更した公訴状で検事が匿名処理した部分を被告人が流出したことでペン・アンド・マイクのパク・スンジョン記者が実名を明記した記事を作成するに至ったため、今後 『日本による広義の性的暴力』の被害者のプライバシー保護のため、被告人は慎重に行動して欲しい」と述べたという。

この日、公判を傍聴していたファン・ウィウォン・メディアウォッチ代表は「判事が『広義の性的暴力』という表現を使って耳を疑った」と評した。裁判所が被告人の犯意を予断している場合、忌避事由に該当する。

(後略)

ペン・アンド・マイク「법원, "위안부는 매춘의 일종" 류석춘 재판 공소장 변경 허용 여부 결정 못 해(裁判所、「慰安婦は売春の一種」リュ・ソクチュン裁判、公訴状の変更許可するかどうか決定出来ず)」より一部抜粋


「日本による広義の性的暴力」という決めつけも問題ですが、被害者のプライバシー保護というのも今更過ぎて大概バカげています。

「被害者」とは、公訴上に原告として名前が載っている19人のことです。
検事が一部伏せ字にして匿名処理したと言っていますけれど「(自称)慰安婦被害者」たちの実名はウィキにも載っています。一部伏せ字にしたくらいでは実名と同じです。
抗議が入ったんだかなんだか知りませんが、まともに取り合う裁判官も裁判官です。