解体中のゴールデンレイ号で火災が発生した話

撤去作業中の現代グロービスのゴールデンレイ号で火災が発生したそうです。
火災の原因は不明です。黒煙が確認されていることから船内の車両に燃え広がっている可能性があります。(ガソリンが燃えると黒煙が出ます)

作業者は全員安全に退避できており、この火災によるケガ人は報告されていないとのことです。


ニューシースの記事からです。

「米海岸で転倒」現代クロービス車両運搬船解体中に火災


米国ジョージア州近海で転倒した現代グロービスの自動車運搬船「ゴールデンレイ」号を解体する過程で火災が発生したとAP通信が14日(現地時間)報じた。

昨年9月に転倒したゴールデンレイ号は船体の損傷が激しく解体することとなったが、コロナ19とハリケーンなどで作業が遅れた。
現地の環境保護団体の関係者はAPに「14日午後、船舶で火炎が燃え上がるのを目撃した」とし、「数回の爆発音も聞こえた」と話した。

APはゴールデンレイ号の船体切断用タワークレーンに取り付けられたホースはもちろん、少なくとも2隻の消防船が投入されて鎮火作業を行ったと伝えた。

(中略)

昨年9月8日、ブランズウィック港で自動車4200台を積んで出港する途中、港湾の入り口で船体が左舷に80度ほど船首を中心に横方向に傾く事故にあった。船員24名は全員救助された。
沿岸警備隊はゴールデンレイ号の重心があまりにも高く設定されたため転倒したと結論を下した。沿岸警備隊の関係者は昨年の聴聞会で船体の底に重量を維持するために使われるバラスト水のタンクに水が足りなかったと証言した。

ニューシース「'美 해안 전도' 현대 글로비스 車운반선 해체 중 화재(「米海岸で転倒」現代クロービス車両運搬船解体中に火災)」より一部抜粋


記事では転覆事故の発生を「昨年9月(지난해 9월)」と寝ぼけたことを...書いてますが、正しくは一昨年の2019年です。

「日本のせい」にした後、撤去作業の遅れや聴聞会については全く興味が無かったのかほぼスルーしていた韓国メディアです。
しかし当初「日本のせい」にした効果は十分にあったようで、コメント欄には「日本の船舶を避けるために急旋回してそうなった」とか「ひき逃げ日本の船舶は責任持って被害を100%補償しろ」といった趣旨のコメントが人気を集めています。

2019年の事故発生時当時の様子は以下の過去記事を参照して下さい。

2019/09/10事故発生当時
2019/09/15ちょっと続報
2020/10/11聴聞会の話