G7首脳会議で日韓首脳会談は実現するか?な話

先日G7外相会議が行われ、その後20分だけとはいえ日韓外相会談が行われました。
来月はいよいよ本番(?)のG7首脳会議なわけですが、日韓首脳会談が実施されるかどうか、が注目されています。


ハンギョレの記事からです。

「来月、英国でG7を契機に韓・米・日首脳会談を推進」


(前略)

共同通信>は15日、複数の関係者を引用して韓・米・日が来月11日〜13日に主要7ヵ国会議が予定されている英国南西部のコーンウォールで別途3ヵ国首脳会議を開催することで調整に入った、と報道した。

(中略)

ジョー・バイデン行政府が発足して対北政策、中国牽制などが重なり、韓・米・日三者共助復元の回復に拍車がかかっていると分析されている。同通信は「日・米・韓協力は米国が主導している」と強調した。続いて「バイデン大統領は今回の会談で北韓の非核化(韓国と米国は韓半島の非核化という用語を使う)を狙った3ヵ国の協力強化を日本と韓国に訴えるものとみられる」と伝えあt。菅義偉総理は北韓の日本人拉致問題解決のために韓・米首脳から指示を引き出すという構想を持っているという。

(中略)

月英国で韓・日首脳会議が実現するかも関心事だ。<共同通信>は「韓・日首脳の対話も検討されている」と報道した。しかし「正式に首脳会談を行うかどうかについては歴史問題をめぐる対立のために日本国内では慎重論が強い」と伝えた。日本政府は日本軍「慰安婦」と強制動員被害者問題で韓国の対策がなければ公式的な首脳会談は負担とする雰囲気だ。このため、ムン大統領と菅総理が「短時間非公式接触」する案が浮上しているという。

ハンギョレ「"다음달 영국서 G7 계기로 한·미·일 정상회담 추진"(「来月、英国でG7を契機に韓・米・日首脳会談を推進」)」より一部抜粋


まあ会うならこのタイミングでしょうね。「短時間非公式接触」というのはいわゆる「立ち話」を行う略式会談のことですけれど、これを利用できれば日本側は「わざわざ」訪韓したり訪日してもらったりして「公式に」二国間首脳会談をセッティングする必要がなくなります。
かつて韓国が現実的な解決策を用意しなければ「訪韓しない」としたことがありますけれども、複数の国家首脳が集まる会議の場で日本が韓国を避ける必要はありません。(というか変な話です)

韓国と会うには「ついでで十分」くらいで良いんじゃないでしょうか?
残り任期1年を切ったムン政権とは、あまりガッツリした話が出来ない(する必要もない)ことは確かですしね。