G7外相会談の場で日本に声を掛けた韓国...「意味のある状況ではないのに強硬な日本」という話

英国リバプールで行われているG7外相会談にて、日韓の外相が「立ち話」をしたそうです。韓国メディアの予言(?)通りですね。
林さんがピアノ(「イマジン」)を弾いた後にスーッと寄ってきて話しかけたらしいので、流石に「略式会談」と呼ぶのは躊躇われたのか、韓国外交部は「両長官が現場で自然に会い、両国関係について意見交換があったもの」と説明したそうです。

検査キットの件で「日本人でごめんなさいと言え」とアナウンサーが言い放ったYTNはこの件について「対して意味のある状況ではないのに、日本側は強硬な立場だ」と報じていました
この記事を訳したのは昨晩なのですが、本日投稿前にリンク先を確認した所「メディアの要求によって削除された記事です」となり、元記事が閲覧できない状態になっています。YTNのHPからも該当記事は削除され、動画配信されていた映像も削除されています。(韓国語の記事タイトルでネット検索すると元記事の「痕跡」が見られます)
なにか問題でもあったのでしょうか?理由はわかりませんが、個人がSNS投稿を削除して無かったことにするみたいなノリだなぁ、という印象です。
元記事は消されましたが、せっかく訳したのでそのまま掲載しようと思います。記事へのリンクは繋がりません。ご了承ください。

 

 

YTNの記事からです。

韓日外相、初対面...「韓国に強く要求」 vs 「意見交換」


(前略)

チョン・ウィヨン外交長官と林日本外務省長官がG7会議の晩餐で初対面しました。
キム・チャンリョン警察庁長官の独島訪問などで一層冷え込んだ韓日関係の中、両外相が初めて顔を合わせたのです。

この席で林長官は強制動員や慰安婦などの懸念について「韓国側の適切な対応を強く求めた」と日本側は発表しました。
これに対して外交部は「両長官が現場で自然に会い、韓日関係についての意見交換があったものと理解している」と説明した。

今回の面会は立ったまま、短時間で実現したと日本メディアは伝えました。
意味のある話の行き交いは難しい状況であるにも関わらず、日本は韓国に強硬な立場をしめしています。

先月、ワシントンで開かれた韓米日外交次官会議後、独島訪問問題で共同記者会見を中止させた日本は米国とも会いました。

(後略)



YTN「한일 외교장관 첫 대면..."한국에 강하게 요구" vs "의견 교환"(韓日外相、初対面...「韓国に強く要求」 vs 「意見交換」)」より一部抜粋

意味のある話は難しい状況だったなら「意見交換」も出来なかったのでは?これはそのまま韓国外交部の説明も否定しているように思えます。

 

それはともかく、この記事で面白いなと思ったのは「独島訪問問題で共同記者会見を中止させた日本」という書き方です。これじゃあまるで「日本」が「竹島問題」を起こしたせいで共同記者会見が「中止」になったように読めませんか?
まあ、YTN的には「問題は日本にある」と言いたいだけなのかもしれませんけれど、それならなぜブリンケンさんはチョン・ウィヨンさんには会わず、林さんにだけ会ったのでしょう?

米韓は最近、首脳会談もやらなくなりました。この上、外相会談までやらなくなったら...これはどういうメッセージなのか、本当に分からないんでしょうか?本当に「問題は日本だけにある」で良いんでしょうか?
かつて「燕雀処堂」と揶揄された頃と何も変わっていないように思えます。