【バンダーさん】「『日帝強占期』という用語」の話

当ブログで当たり前のように使っている「日帝強占期」という言葉。これについての話です。佐渡金山のみならず日本関連の記事では多く使われる用語なので、この機会に少しお伝えしておこうと思います。

ハングル表記は「일제강점기」となります。そのまま漢字に変換したものが「日帝強占期」です。「強占期」なんて熟語はないのですけれど、まあ意味は分かりますよね?「強制占領期」の略で「植民統治時代」をより「強引なもの(力ずく)」と印象付けるために好んで使われている節があります。
最近では機械翻訳に「일제강점기」と入れると気を利かせて自動で「日本による植民地時代」と訳してくれるようです。

「強占期」は事実とは異なります。ですので私が私個人の言葉として使うときは「韓国が主張する『日帝強占期(日本植民地時代)』」としますけれど、翻訳記事の場合はあちらがどういう用語を使っているかを極力正確に伝えるために「日帝強占期」をそのまま訳語に当てています。
使われている用語から定義が見えてくると考えるからです。

この用語の定義についてはバンダーさんのコラム(2015年11月27日)が参考になります。

 

 

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「『日帝強占期』という用語」です。

日帝強占期」という用語

すべての責任は日本にだけあり、当時の朝鮮は過ちが一つもないという形の考え方がこの用語には込められている。人のせいにばかりする共産主義的な考え方が根底に位置しているわけだ。


27日*1朝、あるTV局が全羅北道「群山しない」の景色を紹介し、「過去、群山は日帝によって収奪された米が搬出された窓口として...」という形のコメントをした。コメントに因ると「朝鮮人が収穫した米を日帝が強制的に奪い、群山を通じて日本に運んだ」というイメージがまず思い浮かぶ。しかし Fact は当時、米の仲買人などが朝鮮人に正当な対価(米価)を支払って買い取り、日本に持って行ったもの(輸出)である。1940年代の戦争末期の場合、法(戦時動員令)により義務的に買い入れに応じなければならない変動事項が生じたが、これもまた朝鮮人に対価が支払われたことに変わりはない。

朝鮮人に当時、金が支払われたのは確かだが、今日の韓国人が当時の日本が対した対価も払わずに米を強制的に奪っていったというふうに理解しているとすれば、これは「歪曲」にあたる。過去の日帝の悪を強調するために、今までまだ知られていなかった悪を新しく見つけて知らせることは構わないが、Fact と全く異なるやり方なら問題があると思う。相手(日本)からすればこれは「謀略」ないし「でっち上げ」に近いかもしれない。

韓国ではいつの間にか「日帝強占期」という用語が登場し、今では完全に定着している。かつては「日韓併合時代」あるいは「日帝時代」という用語が一般的であった。日本の悪を強調するために登場したようだ。北韓が使う用語をそのまま持ってきたようだ。今日、日本と共に自由陣営に属する韓国が、日本に対する態度においてはなぜかこのような形で共産主義(左傾)中国や北韓と徹底的に密着協力する奇妙な姿を見せている。

ところが「日帝強占期」という言葉を使うが、論理的に見て歴史的罪人とされる李完用などの人物に対する非難はやや少なくなっているようだ。なぜなら、言葉(「日帝強占期」)の通り日帝」が力で「強占」した状況なので、李完用らも事実上、当時(強圧によって)そのような振る舞いをせざるを得なかったという「(免罪性*2)論理」が成り立つ側面が無視できないからである。これは「日帝強占期」という用語がもたらす「非現実的」の問題点だが、明らかなのは「日帝強占期」という用語は徹底して忌避性を帯びているという点だ。すべての責任は日本にだけあり、当時の朝鮮は過ちが一つもない、という考え方がこの用語には込められている。人のせいにばかりする共産主義的な考え方が根底に位置しているわけだ。

要するに「日帝強占期」という用語は相手(日本)に対する憎悪を主に助長するだけで、いざ必要な「自己反省」を怠らせる用語だ。
同時に「日帝強占期」という語を使えば使うほど「それなら強占されている間、当時の私たちの祖先たちは手をこまねいていたのか?」という自己恥辱感がつのる現象も避けられなくなる。

1910年にあった条約の正式名称は「日韓併合条約」であり、この条約は当時の米英などが容認(黙認)したもので、朝鮮の近代化のためには日本以外に代案はない。
不遇な現実をやむを得ず受け入れた朝鮮内部の意図(意志)も全く無かったとは断定できないのが厳然たる Fact だ。

「収奪」という用語などから見るように、Fact とは異なるよう強調すると論理的矛盾が発生し、場合によっては事実関係がこんがらがる現象を避けられなくなる。このような点で韓国が日本側に向かって常に叫ぶ「歴史を歪曲するな」という指摘から、我々韓国もやはり完全に自由でいることはできないのが現実である。



※以下、コメント※


臨戦無退 2015-11-27 午後1:02

それが北韓の用語だそうです。
問題です。問題...あまりにも用語が多すぎて..
韓日併合時代
倭政時代
対日抗争期時代
なんとまあ..........
標準がないので問題です..........
それぞれに付けてしまう..........
私は本来の通りに「倭政時代」にしたいです。
私の父も倭政時代だと思ってました。


常緑樹 2015-11-27 午後1:37

強占期、東亜日報朝鮮日報はどのように経営したの?生き残るために親日だけではなく拝日、従日、屈日したと見るべきだ。今、時期外れに反日に我を忘れている理由はその時に積まれた怨恨にある。


イイダコ 2015-11-24 午後3:30

文を書いた意図はわかりますが、まず事実ではない内容が多いです。日本は供出という名目で太平洋戦争の終わりには家々に鉄という鉄はすべて供出させて米や農産物を強制的に奪い、農民は言葉では言い表せない苦痛を強いられました。おからを配給で配っていました。お年を召した方に聞けばすぐに分かる内容です。そして日帝強占期という用語を北韓が他の意図で使うため、私も嫌っているのであって、これを説明しながらあまりにも知ったかぶりをしていると、朝鮮にも過ちがあるから強者に付け入られてもいい、という荒唐無稽な論理が土台にあるという感じがしますね。


バンダービルト 2015-11-27 午後6:13

供出は法による強制性を帯びることになります。不法ではなく合法です。
供出に伴い対価(米価)は支払われました。供出はどの国でも施行する制度です。政治中の国の支配を受ける国民が楽に過ごせることは稀でしょう。それが嫌なら最初から国を奪われてはなりませんでした。


ハリスン・キム 2015-11-27 午後6:18

朝鮮王 世宗
朝鮮将軍 李舜臣
朝鮮女子 師任堂
朝鮮野球 4番打者 イ・デ◯
北朝鮮
南朝鮮...
チョセンジン*3ってそんなに良いのかな???


丁寧に 2015-11-27 午後8:09

第二次世界大戦前はすべての国々で弱肉強食の論理が支配した。
民主国家という米国、英国、フランスも各大陸に多くの植民地を持っていた。
程度の差はあれど、被植民地国家の国民は恩恵より被害を受けることになっている。

昨今の反日は主に北韓の韓米日協力の破棄の一環として推進されている。
その中心にはニパード大使*4を◯そうとした 00 のような者たちが精神病で骨髄分子*5であったことが立証されている..!


ユジン 2015-11-30 午後7:04

大統領以下、大韓民国が親中反日の精神分裂症を病んでいたのは金日成の長年の赤化戦略が功を奏した結果。
反日感情を煽る者は国家安全保障のため「アカ」ではないかと疑ってみるのが正解。
もしくは低能な子どもとして公に発言するのをやめるべき。
民心を惑わせるかもしれないから。



趙甲濟ドットコム「'일제강점기(日帝强占期)'라는 용어(「日帝強占期」という用語)」より一部抜粋

「人のせい」ばかりにするのが共産主義的なのかどうかはちょっと疑問ですね。それって単なる無責任とか自主性の欠如とかじゃないでしょうか。

とは言え、全部日本のせいにすることで「無辜の朝鮮」の被害者性を強調する効果があるのは確かだと感じます。

*1:2015年11月27日

*2:原文「면피성」。漢字では「免避性」と思われるが、ちょっと意味が分かり辛いので「免罪性」とする。

*3:原文「조센징」。日本語の「朝鮮人」の音をハングル風に表記したもの。ハングルは長音が表現できない。

*4:原文「니퍼트대사」。リッパード大使の間違いと思われる。韓国には似た名前のニパード(ニッパード?)という外国人スポーツ選手が居たらしい。

*5:組織体の理念を信奉し、忠誠心の強い人たちを指す。