光復会長辞任、最後まで「私は悪くない」な話

光復会の会長が臨時総会での解任決議を待たずに辞任を発表しました。当初は辞任の意思なしとしていましたが、解任賛成多数との観測が出ると一転、辞意を表明しました。
しかし最後まで「私は悪くない」としています。

 

 

朝鮮日報の記事からです。

キム・ウォンウン光復会長辞任...「人を見る目がなく不祥事」


キム・ウォンウン光復会長は16日、独立有功者の子孫に奨学金を与えるとして国会で運営してきたカフェの収益金で秘密資金を造成した事件について「光復会長の職を辞任する」と明らかにした。

キム会長はこの日、立場文を発表し「最近の事態について恥ずかしく思っている」とし「会員の皆様の自尊心と光復会の名誉に迷惑を掛けたことに頭を下げてお詫びしたい」と述べた。
続いて「人を見る目が無く、監督・管理を誤ったためにこうした不祥事が起きた」とし「全面的に私の不覚」と述べた。

キム会長は辞任の立場を表明しながらも「親日未精算は民族共同体の矛盾」とし「民族の葛藤と分裂は親日未精算がその根本」と述べた。

(中略)

以下はキム会長の辞任の立場文全文。

光復会長の職を辞任します。
最近の事態に対して恥ずかしく心苦しいです。
会員の皆様の自尊心と光復会の名誉に迷惑をお掛けし、深くお詫び申し上げます。

人を見る目がなく監督管理を誤ったためこのような不祥事が起きました。
全て私の手落ちです。

親日未精算は民族共同体の矛盾です。
民族の葛藤と分裂は親日による未精算がその根底にあります。

私は一生を親日精算の先頭に立ちました。
親日反民族マスコミ「朝鮮日報」と対極的に戦ってきました。
その朝鮮日報、TV朝鮮によって私が崩れることにより胸が痛みます。
しかし運命に逆らうことが出来る人がどこにいるでしょうか?
私はさりますが光復会は永遠でなければなりません。
民族の精気と求心体として光復会がそびえ立つことを願います。

2022年2月16日
光復会長キム・ウォンウン



朝鮮日報「김원웅 광복회장 사퇴… “사람 볼 줄 몰라 불상사”(キム・ウォンウン光復会長辞任...「人を見る目がなく不祥事)」より一部抜粋

省略しましたが朝鮮日報の記事には全文が掲載されています。
キム・ウォンウンさんは「朝鮮日報・TV朝鮮の報道のせい」で自身が失脚した、としています。

 

また、文章全体から漂ってくる主張は「私は悪くない」です。
彼の主張では横領は「部下が勝手にやったこと」となっていますので、その不祥事の責任を取って辞任するという体になっています。しかし、そのお金を使っていたわけですから、知らなかったは通らないんじゃないでしょうか。

親日精算に人生を捧げてきた私をなぜ責めるのか?」そんな風にも感じます。韓国情緒らしいと言えなくもありません。

引用記事は朝鮮日報ですが、それ以外の記事でもコメント欄は概ね「何言うとんねん」なノリです。