「日韓関係発展のために緊密に協力と言うが佐渡金山登録推進を継続」と批判、一方、竹島では韓国公務員常駐と観光客受け入れ再開している話

少し前まで竹島には高齢の夫妻が居住していましたが、2018年に旦那さんが亡くなった際、埋葬などの手続きを機に奥さんは鬱陵島(確か)に移り、そのまま竹島には戻っていないそうです。そのため現在、竹島に一般島民は住んでいません。
また、管理事務所の職員が昨年11月に撤収して以来、観光客の受け入れも停止されていました。それが今月からまた開始したそうです。

 



ヘラルド経済の記事からです。

居住者のいない我々の土地、独島、今年始めて開放へ


(前略)

昨年11月、慶尚北道鬱陵郡の独島管理事務所の現地職員が撤収し、固く閉ざされていた独島が今年に入り、9日に初めて開放された。
13日、鬱陵郡と旅客船会社が伝えたところによると、9日、独島旅客船サンライズ号はサドン港で300人余りの独島訪問客を乗せて独島運航をし、無事に独島に接岸した。

今月に入って9日までに5回も独島旅客船が運航したが、独島接岸の成功は1回だけだ。
鬱陵郡独島管理事務所の職員も同日、同じ船に乗って今年初の勤務のために独島に来た。

(中略)

独島管理事務所は2005年4月18日、鬱陵郡が政府から独島に対する行政業務を委任され、効率的な管理をするために設置された。現場滞在勤務が始まったのは2008年4月、政府が島根県の「竹島の日」制定後(2005年)、一般人に独島観光を認めて以来3年ぶりだ。

現場派遣勤務者は計6人だ。毎年3月中旬から11月末まで3組2人で編成し、月に10日ずつ交代勤務をする。

(中略)

独島を管轄するキム·ビョンス鬱陵郡長は「韓国郡庁職員が独島現地で勤務するだけでも領土守護の象徴性が非常に高い」とし「特に独島を生活の基盤とし、また庭として黙々と守り続けてきた使命感あふれる鬱陵郡民たちがいるからこそ日本の独島侵奪の野心にも独島はいつもそこにある」と述べた。



ヘラルド経済「거주민 없는 우리 땅 독도 올해 처음 빗장 풀었다(居住者のいない我々の土地、独島、今年始めて開放へ)」より一部抜粋

ぶっちゃけどーでも良いわ、と言われそうなチラ裏みたいな中身の記事ですけど、なんで紹介しようと思ったのかというと...ユンさんに対して岸田さんが「日韓関係発展のために緊密に協力する」と言い、ユンさんは「『対立を合理的に解決しよう』と言ったのに「日本は佐渡金山の文化遺産推進を強行しようとしている」という意味不明な記事があったからです。

MBNの記事です。短い記事なのでポイントだけ下にまとめます。

  • 林外相は佐渡金山の文化遺産登録について「韓国を含む関係国と冷静で真剣に議論する」と述べた。(推進は継続)
  • 日極右団体「歴史認識問題研究会」は自発的に応募した事例を紹介、朝鮮人強制労働の現場ではないと主張。
  • 岸田総理はユン・ソクヨル次期大統領に「日韓関係発展のために緊密に協力する」と明らかにしたことがある。

 

「日韓関係発展のための緊密協力」と「佐渡金山世界遺産登録推進」がどのように繋がるのか、私には分かりません。
が、記事の末尾に書かれていることから記事は「日韓が緊密協力するには佐渡金山世界遺産推進は中止されるべきだ」と言いたいのでしょう。(佐渡金山登録推進を日本による「攻撃」と捉えている可能性)

しかし、であるなら自分たちの竹島に対するアプローチも「日韓関係発展のための緊密協力」のために引っ込めるべきなのでは?と、上で紹介した記事を読んで感じるのですがいかがでしょう?