韓国政策協議代表団が持ってきた親書の話

本日午後、ユンさんの政策協議団が訪日しました。
(自称)元慰安婦のイ・ヨンスさんの同行はあっさり拒否されていました。当然と言えば当然の流れだったので特に取り上げませんでしたけれど「政策調整をしに行くので同行は難しい」という回答だったようです。
話をまとめるために行くのであって議論のために行くのではないから揉め事は持ち込みたくない、というわけです。

今日は前泊で本格的に動くのは明日以降となります。とりあえず、月曜に林さんが会う方向で調整中とNHKが報じています。協議団は岸田さんとの面談も「推進中」としていますが、会えるかどうかは林さんとの面談次第ではないでしょうか?ここで徴用訴訟、慰安婦訴訟に対する「韓国側の解決策」がどのように提示されるかで判断されるものと思われます。

韓国メディアの報道では注目ポイントはそこではなく、代表団が携えているユンさんの親書です。
親書を持っているのだから会える、そう思っているのでしょうか?

 



ニュース1の記事からです。

 

ユン次期大統領が日本に送った親書...どのような内容が盛り込まれているのか


ユン・ソクヨル次期大統領の韓日政策協議代表団が24日午後、日本に到着した。
ユン次期大統領はこれらの代表団に岸田文雄総理に宛てた親書を渡したことが伝えられ、その内容に関心が集まっている。

ユン次期大統領は候補時代から韓日首脳間の「シャトル外交」の復元と高官級協議チャネルの稼働の必要性を強調してきた。韓日関係が日帝強占期の強制動員および日本軍慰安婦被害者に対する賠償など、過去史問題で一層悪化した状況ではあるが、これを放置するわけにはいかないという判断からだ。

(中略)

このためユン次期大統領は岸田総理に送った親書でも「長期的な視点」を持って韓日関係改善のために努力し続けようという考えを込めた可能性が高いという分析が出ている。

さらに専門家らは△北韓・中国など域内安保脅威に対応するため韓米日協力の必要性と△新型コロナウィルス感染症(コロナ19)防疫緩和による韓日国民交流再開への意思などもユン次期大統領の親書に盛り込まれていると見ている。

(中略)

しかし日本側は自国企業・政府を相手にした韓国裁判所の日帝強占期の強制動員および日本軍慰安婦被害者賠償判決を「国際法違反」とみなし、「韓国側が責任を持って解決しなければならない」という立場を固守しており、ユン次期大統領側の代表団の訪日にも関わらず「韓日両国が溝を埋めるのは容易ではない」という観測が支配的だ。

特に日本政府は最近、自国の独島領有権を主張する高等学校教科書検定結果を出したのに続き、「2022年版外交青書」でもこのような主張を繰り返した。岸田総理は「日本軍国主義の象徴」の靖国神社の春の祭祀に供え物を贈ったりもした。

これと関連し、ユン次期大統領は先月28日、相星孝一日本大使と会った席で「韓日関係の硬直局面を克服するためには正しい歴史認識を土台に未来志向的な協力関係を構築することが必要だ」と述べた。つまり日本政府と政界が「誤った歴史認識」に固執する限り、韓日関係の改善も容易ではないという点を明確にしたのだ。

国民の力所属のチョン・ジンソク国会副議長を団長とするユン次期大統領の韓日政策協議代表団は同日から5日間、日本に滞在し日本政府や政財界関係者、マスコミ関係者などとも顔を合わせるという。25日には林芳正外相との会談や晩餐会などが予定されていると日本現地のマスコミが伝えた。

この他にも代表団は27日頃、岸田総理を直接訪問する案も推進中だという。



ニュース1「尹당선인이 일본에 보낸 친서… 어떤 내용 담겼을까(ユン次期大統領が日本に送った親書...どのような内容が盛り込まれているのか)」より一部抜粋

「代表団の訪日にも関わらず」としていますが、この代表団自らが「我々に交渉権はない」と言ってしまっています(別ソースですが)。言い方は悪いですがただの伝書鳩です。

 

「正しい歴史認識」と「未来的志向」。◯カの一つ覚えみたいにこればっかりですね。まあ、これを言い続けてくれているうちは日本は楽かもしれません。「国際法違反状態を是正せよ」「国家間の約束を守れ」...とりあえずこれだけ言っていればいいわけですから。