【バンダーさん】「20年以上続いている「日本は滅びる」という希望拷問」の話

5月1日付けの投稿です。

 

 

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「20年以上続いている「日本は滅びる」という希望拷問」です。

20年以上続いている「日本は滅びる」という希望拷問

米国やヨーロッパなどに行って、韓国でするかのように「日本は滅びる」ということを言えば、恐らく精神◯者扱いされるだろう。

最近、日本の円安が進むと乱立するググポン・ユーチューブはもちろん、大多数のマスコミや経済専門家まで連日「日本は滅びる」というデマを流し始めた。このため、ただでさえ普段から強要と知識水準の低い今日の多くの韓国人はまたこれに扇動され誇大妄想に陥っている。

「日本は滅びる」という声は韓国で少なくとも20年以上続いている。しかし、このような念願にも関わらず、日本は依然としてドイツ、英国、フランスなどそうそうたる国家よりも経済的に富強な国家として存在する。経済の規模と量的な水準をすべて考慮すれば、日本は事実上、米国に次ぐ不動のナンバー2として認められている。「日本は滅びる」という形の願いは、したがって実現可能性「ゼロ」の強い希望拷問に過ぎない。このような願いは世界で韓国だけで発生する奇妙な現象といえる。米国やヨーロッパなどに行って、韓国でするかのように「日本は滅びる」ということを言えば、恐らく精神◯者扱いされるだろう。

韓国人たちのこのような願いはあえて例えると、「雨乞いの儀式」を行うインディアンの姿に似ている。ところが、インディアンの雨乞いはいつかは成就する。いつか一度は雨が降るようになっているからだ。ところが日本が滅びることは可能性ゼロにあたるので、韓国人のこのような行動は「日が西から昇るようにしてほしい」と祭祀を行うトーテミズム信仰の方に近いと見ることができる。日本が滅びない理由は三つにまとめられる。

第一に、国家信用度が他の追随を許さない世界最高水準だという点だ。

この点は日本の「国債」(資金調達目的で政府が発行する借用証)発行比率ですぐに確認できる。GDP比2022年現在、日本の国家負債は241%だ。国債残高が1千兆円(2021年末基準)に達する。米国143%、フランス115%、英国105%、ドイツ69%、中国66%、韓国49%、ロシア19%などに比べてはるかに高い比率だ。多くの韓国人はこのように高い日本の国債負債率を根拠に、日本がすぐさま滅びるという妄想に陥る場合が多い。だが、ここには反転(逆説)が隠れている。国債は当該国の国家信用度が担保されている限り無制限に発行することができる。ここでいう国家信用度とはムーディーズやS&Pなど信用評価期間での売買は等級ではなく、当該国の根源的(本質的)信用度を意味する。言い換えれば、国家は後始末の自身があればいくらでも国債発行を通じて無制限に金を借りることができるということになる。対外債権(純資産)規模、外貨保有高、競争力のある核心産業(素材・部品・装備)などが日本の自信を裏付ける背景になる。日本はいくらでも後始末を負える自信があるためGDP比何倍もの国債(国家負債)を発行しておいてもびくともしないのだ。

もし多くの国がこのような形で国債を発行していたら直ちに不渡りという奈落に落ちるだろう。2018年に国家不渡りを出したアルゼンチンの場合、GDP比対国家負債率が88%だった。ロシアは国家負債率わずか19%の状態から現在国家不渡り状態に追い込まれている。1997年、韓国は国家負債比率が12%に過ぎなかったが国家不渡りに追い込まれた。日本の国債の利回りは短期国債が-0.1%(マイナス0.1%)、長期国債が0%(ゼロ)水準であるため、国家が負担する利子費用もほとんどない。もし日本政府が今後必要に応じて金利を引き上げても、その利子は国債保有する日本銀行や日本企業、民間人など自国民に与えられるため結局、日本国内で再活用(内需拡大など)される見通しだ。国債の90%以上をぞ国民が保有しているおかげで可能なことだ。このような日本の国債は米国の国債とともに「安全資産」と認められている。結論として日本の国家負担比率がGDP対比世界最高ということは、逆説的に日本の国家信用度がそれだけ世界最高水準だという点を証明するという話になる。

第二に、対外債権(対外純資産)1位国家という点だ。

30年1位を守っている2021年末現在、415兆7000億円規模の対外債権を保有している。2020年末(357兆円)と比べ16%以上増加した。ここから出る利子や配当収益が貿易収支やサービス収支(観光分野など)から出る黒字と赤字を圧倒している。

第三に、国債通用貨幣を発行しているという点だ。

円貨はいくら円・ドルレートが上昇しても、逆にいくら円・ドルレートが下落しても、国際社会で依然として貨幣としての価値が認められ、国際社会で依然として通用する。もし日本が外国に返さなければならないお金がある場合、ドルで返しても良いし、円貨をそのまま新たに刷って返せばいいという話だ。

こうした日本に比べると韓国はみすぼらしい。信用格付け機関がつけた国家信用格付けで、韓国が日本より高いと喜んでいるが、韓国の国債利回りは4月29日現在、3年満期物の場合、2.9%、5年満期物は3.1%、10年満期物は2.8%水準になり、今後米国の金利(利回り)引き上げに連動してさらに高くなる可能性が高い状況だ。格付け機関がつけた国家信用格付けの高い国(韓国)の国債利回りが、国家信用格付けが低く付けられた国(日本)の国債利回り(マイナス〜ゼロ)よりむしろ高く形成される珍しい出来事が起きている。それも大幅な違いからだ。

国債が利子費用支出のために編成された2022年の韓国政府の予算は20兆7000億ウォンで、国の平均利率2.6%を想定したものだった。ところが、既に国債利回りは平均2.6%を上回る水準になっており、今後の米国の利上げに伴い、追加で利上げが必要であることを勘案すれば、追加予算を投入しなければならないという緊急事態になった。また、国債保有者のうち、外国人の割合は15%であり、最悪の場合(急激な資本流出)外国人の投げ売りが一気に集中すれば波紋が予想されるため、備えなければならない状況になった。

また、韓国のウォン貨は国債通用貨幣ではない。したがって円貨はいかなる場合(円安・円高)でも円としての貨幣価値が以前としてあるが、ウォン貨は最悪の場合、紙くずレベルに変わりかねないという点で円とウォンの持つ価値の際は天と地ほどの差となる。

自分の家(韓国)が萌えていることも知らず、何の問題も無い隣人(日本)が滅びると喜ぶ誇大妄想◯者の姿がまさに最近の韓国人たちの姿だ。やっと家一軒を保有しており、月給だけで生活する人(韓国)と、ビルを保有しながらそこから出てくる莫大な賃貸収入で豊かに暮らしている人(日本)との関係がまさに今日の韓日関係だと例えることができる。月給でかろうじて暮らしている韓国人が、日本人が保有するビルに空き室がいくつか発生したという理由で日々「日本が滅びる」と泣き叫ぶのは誇大妄想によるトーテミズム信仰にほかならない。



趙甲濟ドットコム「20년 이상 계속되고 있는 ‘日本 亡한다’는 희망고문(20年以上続いている「日本は滅びる」という希望拷問)」より一部抜粋

希望拷問というのは、絶望的な状況の中でもわずかな希望があることで諦めきれない...でも最終的に希望は裏切られる、という状況のことです。投資とかやっちゃいけないタイプの人ですね。