日韓首脳会談について、日「まだ何も決まってない」→韓メディア「可能性を残した!」という話

日韓首脳会談ネタです。今月29日〜30日にスペインで日韓首脳会談が行われるか...日本関連で韓国メディアの目下一番の関心事です。

先日、松野さんが首脳会談について聞かれ「何も決まっていない」と話した件も報じられています。
ただこの報じ方が「決まっていないと言いつつ可能性を残した!」とものすごいポジティブです。このポジティブさはもしかして見習うべき部分でしょうか?

 



ニューシースの記事からです。

官房長官NATOで韓日首脳会談「未定」..可能性残して


日本政府は10日、韓国大統領として初めて北大西洋条約機構NATO)首脳会議に出席するユン・ソンニョル大統領と岸田文雄総理が首脳会談に関して未定だとし、その可能性を残した。

日経新聞NHKなどによると、松野博一官日本房長官この日記者会見で29〜30日に開かれるスペインマドリードNATO首脳会議の際、別途ユン・ソンニョル大統領と岸田総理の初の首脳会談開催を実際に検討し調整するかどうかを尋ねたことについて答えた。

松野官房長官は韓日首脳会談に関して「まだ何も決まっていない」と明らかにした。
しかし、松野官房長官は可能性を排除せず「韓日関係を健全な関係に戻すために日本は一貫した立場を土台に韓国側と緊密にコミュニケーションしていく」と言明した。

(後略)



ニューシース「日 관방장관, 나토서 한일 정상회담 "미정"..가능성은 열어놔(日官房長官、NATOで韓日首脳会談「未定」..可能性残して)」より一部抜粋

タイトルと一文目のニュアンスがちょっと自信ないので捕捉です。
韓国語の「열어놔」、それと一文目の末尾の「열어놨다」は「開けておく/開いておく」と訳すのが多分、直訳では妥当です。
ですが、実現性がどれくらいなのかピンと来ないのです。日本語の場合「可能性を開く」というと、不可能を可能にする突破口を開く、みたいな「アリ寄りのアリ」の意味になると思うのですけど、韓国語だとその辺りどうなのかよく分かりません。

ですが、松野さんの言葉の雰囲気としては「あるかどうかは分からないけど余地は残すよ」くらいの意味合いが妥当だと思ったので「残す」にしています。
まあ、松野さんの言い方も形式的な言い方な気がしますけれども。「日本は一貫した立場を土台に〜」って要するに「国と国との約束」のことでしょうし。

私個人としては「アリ寄りと見せかけてナシ」。略式で初顔合わせだけで良いと思います。