イ・ヨンスさん、ホテル前で待機するもペロシさんは裏口からホテルへ...な話

米国下院議長のナンシー・ペロシさんが台湾から韓国に移動されました。韓国では「休暇中」という理由でユンさんとは会談が行われません。それどころか大統領府(安保室含む)でペロシさんと会った人は一人も居ません。
3日深夜に韓国入りして夕方には日本に立つという強行スケジュールなので調整が難しかった、無理して会うのは避けた、という見方も出来なくもありませんが、挨拶すらしないとはちょっと違和感があります。

ユンさんはじめ政府関係者はペロシさんとの会談どころか出迎えにも消極的で、専用機が到着したときも現場にはは誰も居なかったとか。
しかし、逆にペロシさんに積極的に会おうとホテル前で待っていた人が居たようです。マスコミ関係者と(自称)元慰安婦のイ・ヨンスさんです。イ・ヨンスさんは支援要請の書簡を手にペロシさんの到着を待っていたそうですが、一行は裏口からホテルに入ったそうで会えなかったと。

 



JTBCの記事からです。

ペロシ訪韓にもガランとした空港...取材人やイ・ヨンス氏も無駄足


ナンシー・ペロシ米下院議長と下院代表団が登場した専用機が昨日(3日)到着し中で当時の現場には韓国政府関係者が居なかったことが分かりました。

ペロシ議長一行は昨日9時26分頃、京畿道烏山空軍基地に着陸しました。この場面は駐韓米国大使館がソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)を通じて公開しました。

(中略)

これとともに公開された写真によると、在韓米国大使館側の関係者たちと在韓米軍などだけがペロシ議長を出迎えるために待っていました。韓国側の関係者は別途見られませんでした。

国内マスコミにも飛行機が着陸する姿だけが写真で公開されました。
その後、ペロシ議長一行は宿舎として使用するソウル市内のあるホテルに移動し、国内取材陣はその前でフォトラインを形成し待ちました。しかしペロシ議長一行は正門ではなく裏門から入って写真を撮ることができず撤収しました。

ホテル前には日本軍慰安婦被害者のイ・ヨンス氏も待っていました。ペロシ議長に会って面談するためです。慰安婦問題解決のための支援要請所感を持って待ちましたが、この日伝達はなされませんでした。

日本軍慰安婦問題国際司法裁判所(ICJ)回付推進委員会も声明で2007年に米国下院が採択した「慰安婦決議案」第121号精神による問題解決のために拷問防止協約の国家間手続きを含む解決方案を議論することを要請すると述べています。

さらに「(慰安婦被害者のうち)韓国の残った生存者はイさんを含め11人だけだ」とし「イさんは90代なので(今回のペロシ議長の訪韓が)直接会える最後の機会かもしれない」と付け加えた。

一方、大統領室はユン・ソンニョル大統領がペロシ議長と会わないことについて「当初、ペロシ議長の訪韓日程がユン大統領の休暇(1~5日)と重なったためユン大統領と会う日程は決めなかった」と説明しました。
その一方で「韓米両国の国会議長協議を通じて多くの成果があることを願う」などの立場を示しました。

(後略)



JTBC「펠로시 방한에도 휑한 공항…취재진·이용수 할머니 헛걸음도(ペロシ訪韓にもガランとした空港...取材人やイ・ヨンス氏も無駄足)」より一部抜粋

ペロシさんが下院議長に就任したのが2007年1月。慰安婦決議案が全会一致で採択されたのが2007年。
だからこそ会ってもらえる、と思ったのかもしれませんが、逆に言うとペロシさんはその以降の流れ...慰安婦合意とその顛末を含め見てきたことになります。
トランプさんがムンさんの不意打ちを受けてイ・ヨンスさんにハグされたことも把握しているかもしれません。
もう日韓当事者だけでなんとかしてくれ、とウンザリしてたりして。