民間債権買取業者の資金調達量が2年で6倍になっている話

不良債権買取専門業者の資金調達量がこの2年で6倍になっていることが分かりました。
不良債権は一般的に3ヵ月以上元金戻り金の返済が延滞したもの(NPL)のことを言います。金融機関はこうしたものを不良債権買取専門業者に売却することで一部債権を回収します。買い取った業者は買い取った金額以上の額を債務者から取り立てることができれば利益となります。

金融機関から債権を買い取るときの買収資金が増えているということは金融機関側がそれだけ不良債権の処理を進めているということであり、また3ヵ月以上延滞したものがそれなりの物量ある、とも考えられます。

 



文化日報の記事からです。

不況の逆説...不良債権管理NPL、資金調達を2年間で6倍に増やした


(前略)

30日、金融監督院の電子公示システムによると、連合資産管理(UAMCO)・ハナF&I・大信F&Iなど主要NPL専門会社3社が発行した今年第1四半期の債務証券(社債・企業手形・電子短期社債)は計2兆9122億ウォンと集計された。昨年同期(1兆5376億ウォン)に比べては1.89倍、2年前(4586億ウォン)に比べて6.35倍も増えた規模だ。

NPLは貸出者が元利金を3ヵ月以上返済できなければ発生する貸出債権をいう。金融会社はNPLを専門に買い入れて処理する会社にこれを売って延滞率を管理する。銀行圏関係者は「コロナ貸出が昨年中断されたが満期が順に戻ってくるだけに不良が今になって現実化した」として「一部小商工人は担保として任せたアパートも売り物として出している」と話した。

(中略)

各銀行は第1四半期の間、1兆7000億ウォン規模のNPLを売却した。市場では銀行が第2四半期にも2兆5000億ウォン以上のNPLを売却するものと見ている。貯蓄銀行中央会も貯蓄銀行が第2四半期に最大3000億ウォン相当のNPLを売却するものと見込んでいる。

このような状況を受け、銀行と貯蓄銀行は貸出基準を信用点数900点以上(銀行圏3月の家計信用貸出平均基準)に設定し、敷居を高くしている。

(後略)



文化日報「[단독] 불황의 역설… 부실채권 관리 NPL 회사, 자금조달 2년새 6배 늘렸다(不況の逆説...不良債権管理NPL、資金調達を2年間で6倍に増やした)」より一部抜粋

確証はありませんので「多分」の話なんですけど、韓国の銀行圏が発表する延滞率の低さには、前々から少し違和感がありました。おそらくこうした処理する予定の不良債権分は除外された延滞率なのではないかと思われます。

信用点数は最大が1000点なので、信用点数900点以上というのは高信用者です。だいたい830~40点あたりから高信用者に分類されるようで、約半分がここに入ると言われています。
とは言え厳しい基準ですよね。今までが逆に緩すぎたのかもしれませんが。