ユンさん、海底油田の探査掘削を「サプライズ発表」の話

「我々も産油国になる」...今日はこの話題で持ち切りです。

ユンさんが突如、「石油が出るそうなので掘ってみます」と言い出しました。場所は「迎日湾(ヨンイルマン)」というところ。字で見て分かるように、日本に面している場所で、浦項沖になります。最近話題の「第7鉱区」とは別の場所です。

 



調査自体は2005年から続けられていたそうです。調査は5段階に分かれていて、△指標地質調査△弾性波(物理)調査△探査掘削△経済性評価△生産となります。このうち、弾性波調査で昨年2月、米国アクトジオ(Act Geo)社に依頼した分析で「資源が存在する可能性がある」との結果を受け取り、次の探査掘削の段階に進むことになったそうです。(このアクトジオ社、社員4人の2017年創業の企業ということは分かったのですが、この記事作成時点でアクセスが集中しているのかHPに接続できません)

資料の解析で得られた推定埋蔵量は、天然ガスが最大12億9千万トン、石油が最大42億2千万バレルだそうで、韓国の国内使用料に換算すると天然ガスが29年分、石油が4年分に相当します。

とはいえ、本当にあるのかどうか、こればかりは掘ってみなければ分かりません。
実は先月初めにはノルウェーのシードリル社との間で掘削契約が結ばれており、作業は早ければ11月頃から開始される予定だそうです(契約期間は40日)。


発表を受けて、当初は盛り上がっていた(?)ような気がしますが、冷静になるのも早かったです。実はこの地方で天然ガスが出ることは前から分かっていて、石油も1970年代に発見されています。
ただ「経済性」の面から開発されていなかったものを、今回いきなり探査掘削の話を取り出したことで、却って「何か裏があるのでは?」と勘繰られています。しかも記者団にブリーフィングが告知されたのが8分前(10分前説もあり)。通商産業資源部も知らされていなかったサプライズ発表だったのです。

主に2つの点で「裏」が指摘されています。
ひとつが「低迷する支持率」打開です。もうひとつが、日本と揉める(と韓国が主張している)「第7鉱区」からの目くらましです。

中央日報の記事からです。

迎日湾油田発表に「レームダックの証拠」 「チョン・ゴンが言及」···猛攻を浴びせる野党


(前略)

共に民主党のチョン・チョンレ最高委員はこの日、キム・オジュン氏のユーチューブに出演し、前日ユン大統領のブリーフィングに対して「これがまさにレームダックの証拠」と批判した。チョン最高委員は、「石油の埋蔵が確認されたわけでもなく、ボーリング孔を一つ開けた際の成功の可能性が20%だというが、この程度で大統領が直接ブリーフィングをするのが正しいのか」とし「何とかして一度支持率を上げようと必死になっているようだ」と指摘した。

(中略)

民主党は日本と共同開発協定を結んだ「第7鉱区」を再照明し、ユン・ソンニョル政府の対日外交批判にも火力を集中した。第7鉱区は済州島と日本の九州地方の間の大陸棚(陸地の延長部分)の一部区域で石油と天然ガスが埋蔵されたものと推定され、1974年に日本と共同開発することで協定を結んだ。しかしその後、大陸棚の境界が日本に有利に解釈される国際司法裁判所の判決が出たことで日本が共同開発に消極的な態度を見せてきた。

キム・ヨンミン院内政策首席副代表はこの日午前の会議で「国会立法調査処の報告によれば2025年6月に日本が共同開発協定を終了し7鉱区の大部分を日本が持って行き、残りを中国が占める可能性があると警告する」として「浦項沖合も重要だが7鉱区に対して至急対策を用意しなければならない。ユン大統領は憲法が定めた大統領としての役割と国土と国民を守ることに邁進してほしい」と促した。党内では「7鉱区協定終了宣言で日本に有利な局面を作るためのユン・ソンニョル政府の布石が疑われる」(キム・ジュンヒョク)などの批判が出た。

(後略)



中央日報「영일만 유전 발표에 “레임덕 증거” “천공이 언급”…맹공 퍼붓는 野(迎日湾油田発表に「レームダックの証拠」 「チョン・ゴンが言及」···猛攻を浴びせる野党)」より一部抜粋

チョン・ゴンさんというのは占い師です。前々からユンさんとの関わり合いが取沙汰されていましたが、この人が先月、韓国が「産油国」となることを暗示するような動画を配信していたのだそうです。