やたらと特別恩赦の多い韓国ですが、光復節を機にまた1200名近くを対象に特別赦免が行われることが発表されました。
対象者の中にコメント世論操作事件で有罪判決を受けたキム・ギョンス前慶尚南道知事が含まれていることです。2021年に懲役2年の判決を受けていましたが、2022年12月の特赦で残りの刑期が免除されていました。しかし、被選挙権は制限されていたので2028年5月までは選挙に立候補することが出来ない状態でした。
今回の特赦で「復権」されることになり被選挙権が回復することになるため、2026年の地方選や2027年の大統領選に出馬することが可能となります。
聯合ニュースの記事からです。
「書き込み操作」キム・ギョンス復権…チョ・ユンソンら1219人の光復節特赦
いわゆる「ドリューキング」一味とコメント世論を操作した疑惑で有罪が確定したキム・ギョンス前慶南知事が8·15光復節を迎えて復権される。
(中略)
政府はユン・ソンニョル大統領が光復節を控えて庶民生計型刑事犯、経済人、元主要公職者、政治家など1219人に対して15日付で特別赦免・減刑・復権を断行する案を裁可したと13日明らかにした。
ユン大統領が特赦を断行したのは今回が5度目だ。
(中略)
キム前知事の他にウォン前院長、チョ・ヒョンオ、カン・シンミョン前警察庁長など他の「世論操作」事件事犯らも赦免し均衡を合わせたという趣旨と解説される。
キム前知事は「ドリューキング」のキム・ドンウォン氏一味と共にムン・ジェイン前大統領の当選のために2016年11月からコメント世論を操作した疑惑で2021年7月に最高裁で懲役2年を確定され知事職を喪失した。
(中略)
彼は2022年12月、ユン・ソンニョル政府の新年特別赦免で5ヵ月余りの残りの刑期執行を免除されたが復権されなかった。赦免は刑の執行を免除することを、復権は刑の宣告の効力によって失われ、又は停止された資格を回復させる措置を指す。
これに対しキム前知事は公職選挙法と刑失効法により2027年12月まで選挙に出馬できない状況だったが、今回の復権でこのような被選挙権制限が解除されることになった。
(後略)
聯合ニュース「'댓글조작' 김경수 복권…조윤선 등 1천219명 광복절 특사(종합)(「書き込み操作」キム・ギョンス復権…チョ・ユンソンら1219人の光復節特赦)」より一部抜粋
キム・ギョンスさんはムンさんの後継者と目されていた人です。
現状、共に民主党内ではイ・ジェミョンさんが絶大な影響力を誇示しています。キム・ギョンスさんが復権することで内部分裂を図ろうとする意図がユンさん側にあるのかもしれません。