昨日の投稿で「韓国人の判断基準は『損』」ということを書きました。自分が人より「損」しないために「ウソ」が許容されるという趣旨のことも書きました。
今日の話はそれに少し関係します。
破綻したeコマース事業者のTMONが、破綻直前まで「問題が発生しても元金と手数料一切を負担する」という趣旨の確約書を作成して清算代行業者に渡していたということです。
これが7月の段階です。既に支払い遅延が発生している頃ですから、TMON側が払えないと分かっていながら交わした確約書であったとしたら、踏み倒す気満々で「ウソ」をついたことになります。「詐欺」にあたる可能性が高いということで捜査が進められています。
ハンギョレの記事からです。
ティモン、「未精算事態」直前まで「手数料など保障」確約書作成…検察、被害企業の供述確保
(前略)
先精算サービス提供会社の代表であるA氏は、Qoo10グループのク・ヨンベ代表とTMONのリュ・グァンジン代表取締役、Qoo10のイ・シジュン財務本部長などを詐欺の疑いでソウル中央地検に告訴し、先月末に告訴人の調査を受けたと4日明らかにした。TMONは昨年12月、商品券(eクーポン)の子会社「オレンジフレンズ」を設立するなど、商品券の割引販売に力を入れてきた。
(中略) 未精算問題が浮上し、A氏は7月初めにTMON側にこれを問い合わせたが、TMON側は「問題ない」と一蹴した後「取り消しや返品が起きても元金と代行精算手数料を一切負担し、100%責任を負う」という趣旨のTMON法人印が押された確約書を作成した。A氏は「法人名義だから職員がそのまま印鑑を押すはずがなく、当時TMONには財務チームがなかったのでQoo10にも全て報告がなされただろう」と話した。また、A氏は「確約書を書いた後もTMON側だけでなく、Qoo10財務担当グループ長と直接話をしたが『未精算記事は周期的に出てくるだけであり、取引額が増えているので精算などに問題がない』という趣旨の説明を聞いた」と付け加えた。A氏がTMONとウィメプ側から支払われていない商品券などの精算代金は200億ウォンを上回る。
(後略)
ハンギョレ「티몬, ‘미정산 사태’ 직전까지 ‘수수료 등 보장’ 확약서 작성…검찰, 피해 업체 진술 확보(ティモン、「未精算事態」直前まで「手数料など保障」確約書作成…検察、被害企業の供述確保)」より一部抜粋
韓国政府は被害者救済のための緊急経営安全資金(という名の低金利貸付)を準備することで、TMONやウィメプに出店していた小売業者はフォローしていますが、記事に出てきたような決済代行業者は取り残されているそうです。多分、被害規模が大きすぎてどうしようもないんでしょうね。