外国人投資家が韓国内株式で2兆ウォンを超える売り越しに回りました。外国人投資家の韓国内株式の全体保有金額でいうと50兆ウォンを超える減少となっています。
恐らく、バリューアッププログラムとは関係の無いところでの動きですが、完全に逆風ですね。
その代わり、債券市場には資金が流入しています。前月比で14倍(54億7000万ドル)も急増しているとのことです。
韓国日報の記事からです。
「バリューアップ」にも出ていく外国人…先月、2兆5000億ウォンを投げた
(前略)
金融監督院は先月、外国人投資家が国内株式2兆5090億ウォンを売り越したと13日、明らかにした。外国人の国内株式保有金額(時価基準)は前月比50兆6000億ウォンも減少した802兆1000億ウォン(全体時価総額の29.2%)と集計された。国内株式市場で外国人が「売り」傾向に転じたのは昨年10月以後10ヶ月ぶりだ。
外国人はコスピ市場で2兆1810億ウォンを売り越し、コスダックでは3280億ウォンを売り越した。国別では英国が1兆9720億ウォンを売り越しするなど、欧州が最も大幅に流出し、アラブ首長国連邦が3390億ウォン、米国が3150億ウォンを売り越した。
(中略)
今月に入ってからは外国人の売り越しがさらに強まっている。今月に入って外国人は12日まで9営業日ぶりに国内株式3兆9000億ウォン程度を売り越し、保有金額減少分は先月全体減少分に匹敵する50兆4000億ウォンに達した。今月の半分ほど過ぎた現在までで今年に入って最大の売り越し規模だ。
その代わり外国人は国内債券市場に目を向けている。外国人債券投資資金は先月54億7000万ドルの純流入となり、前月(3億8000万ドル)に比べて14倍以上急増した。
(後略)
韓国日報「'밸류업'에도 빠져나가는 외국인... 지난달 2조5000억 던졌다(「バリューアップ」にも出ていく外国人…先月、2兆5000億ウォンを投げた)」より一部抜粋
株式(長期)から資金を抜いて債権(短期)に切り替える動きが盛んということでしょう。
これは恐らく米国の景気先行きの不透明性が増したことが原因かと思われます。