戒厳令後処理のゴタゴタに乗じて来年度予算案が処理されました。元々の政府案より4兆ウォンほど減額されています。
減額された部分には低所得者を対象とした政策金融や代位弁済の基金財源が含まれます。
事前の協議ではこのあたりの関連予算を政府案より増やす方向で合意した経緯がありました。しかし、弾劾のゴタゴタで全て白紙に戻ったとのこと。
SBS Bizの記事からです。
崖っぷちの庶民どうする…来年のヘッサルローン供給目標40%減へ
(前略)
国会は今日(10日)、本会議を開き、既存の政府案より4兆1千億ウォン減額された来年度予算案を処理しました。
野党議員が多数を占める国会は増額なしに政府案を削減するだけの内容の予算案を処理しました。
(中略)
先立って与野党は高物価・高金利に内需沈滞まで加えられた経済危機状況で庶民政策金融が縮小される場合、低所得・低信用者が不法貸金業市場などに追い込まれかねないという憂慮から、庶民政策金融予算を政府案より増やすことで合意した経緯があります。
ヘッサルローン15の場合、今年と同じ900億ウォンの予算が来年も編成されました。
しかし、代位返済率の増加と財源基金の早期消尽などにより、今年の供給目標額1兆500億ウォンより約40%減少した6500億ウォンにとどまると展望され、これに政務委は関連予算を550億ウォン増額することにしました。
しかし、弾劾政局の中で予算案をめぐる政争が激化し、このような議論も白紙化されました。
年末から制度圏金融の貸出限度が吹いている中で、代表政策庶民貸出であるヘッサルローン15の供給目標額も減り、お金を借りるところのない低信用・低所得者の困難はさらに加重される展望です。
SBS Biz「벼랑끌 서민 어쩌나…내년 햇살론 공급 목표 40% 줄어(崖っぷちの庶民どうする…来年のヘッサルローン供給目標40%減へ)」より一部抜粋
結局、とばっちりは全部庶民にきます。
それはともかく、共に民主党としては次の政権は自分たちが握る可能性が高いのですから、庶民生活に直結する予算案は締め付けておいた方が良いでしょう。
自分たちが政権を握ってから「庶民救済」の名目で補正予算を組んでバラ撒きをすれば支持率アップ間違いなしです。