「弾劾」攻勢再び?な話

ユンさんへの逮捕状期限が明日までと迫った中(期限延長、再交付は可能とのこと)、3日に逮捕状執行を阻んだ大統領府の警備処を「解体」しようという動きが起こっています。法的根拠があるのかどうかは分かりません。
しかし、大統領権限代行を引き継いだチェ・サンモクさんに警備処長の職位解除を要求しており、応じない場合「弾劾」をチラつかせています。

 



朝鮮日報の記事からです。

民主党「チェ代行、警備処長の職位解除せよ」...「弾劾論」再浮上


(前略)

民主党のパク・チャンデ院内代表は同日午後、国会で開かれた議員総会でチェ代行にパク・ジョンジュン警護処長、キム・ソンフン警護次長、イ・グァンウ警護本部長に対する職位解除を促した。大統領権限代行が警護処に対する指揮監督権を持っているだけに、ユン・ソンニョル大統領の逮捕令状執行妨害行為をそのまま放置してはならないということだ。それと共に「万一、警護処長と次長、本部長に対する職位解除措置を直ちに取らないならば、民主党は厳正に責任を問う」と話した。

党内ではチェ代行に対する弾劾推進の必要性も言及された。ユン・ジョングン院内報道官は議員総会後、記者団に対して「チェ権限代行に対する激しい発言が(議員総会で)多く出た」とし「内乱首魁逮捕に対して積極的に力を与えていないチェ代行を弾劾すべきではないかという個別的な議員の発言も多くあった」と述べた。

(中略)

ただ、このような個別意見が党論として採択されることはなかった。ユン院内報道官は「チェ代行に対する弾劾を指導部が公式的に話す時点ではない」として「党指導部は議員たちの意見を傾聴した」と伝えた。

チェ代行に対する攻守も精一杯に引き上げた。チェ代行が非常戒厳宣言直前、非常立法機構の予備費を用意するメモを受け取って部下に渡した事実について、捜査が必要だという声が出た。ユン院内報道官は「戒厳宣言当時、メモを自分は見ずに部下に渡したと話したが、上級者がメモを下級者に渡すということはすなわち実行しろという指示ではないか」として「本人はあたかも内乱に反対したかのように話しているが、正反対の解釈が可能だ。その部分について明確な責任を問うしかない」と述べた。

高位公職者捜査処(公捜処)に対しては、逮捕令状の有効期間である6日までに再執行しなければならないと圧迫した。ユン院内報道官は「逮捕令状の期限内に公捜処組織の命運を決して逮捕令状を再執行せよ」と最後通告した。続けて「逮捕状を再執行しなければ政治的、法的責任を問うほかはない」と付け加えた。

(中略)

民主党の法司委員と行安委員らはユン大統領逮捕令状の執行遅延と関連して議員総会後、それぞれ公捜処と警察、国家捜査本部を抗議訪問した。



朝鮮日報「민주 “崔 대행, 경호처장 직위해제하라”… ‘탄핵론’ 재부상(民主党「チェ代行、警備処長の職位解除せよ」...「弾劾論」再浮上)」より一部抜粋

共に民主党指導部は公式にはチェ・サンモクさんへの弾劾に言及してはいません。
あくまで「所属議員個人の意見」としてマスコミに流すことで世論の反応を伺っているように思えます。世論が許容すると判断したら動く可能性があります。