(自称)徴用工の遺族がMHパワーシステムズコリアの三菱への支払金差し押さえを求めた訴訟、第一審勝訴…仮執行も可能という話

(自称)強制徴用被害者遺族が三菱の韓国内資産の差し押さえを求めて起こしていた訴訟で勝訴しました。
韓国内の企業(三菱の孫会社)であるMGパワーシステムズ・コリアの三菱への支払金の差し押さえを認める判決です。

まだ一審とはいえ、次期大統領最有力候補はイ・ジェミョンさんです。この手の判例が増えてくるかもしれません。
今回の原告は例の第三者弁済を拒否した人ですが、第三者弁済を受けた人が改めて訴訟を起こすこともあるかもしれません。

 



聯合ニュースの記事からです。

日本強制動員企業に直接賠償請求の道が開かれる…取り立て初勝訴


(前略)

ソウル中央地裁民事951単独イ・ムンセ部長判事は18日、強制動員被害者故チョン・チャンヒ氏の遺族などが三菱重工業の孫会社であるMHパワーシステムズコリアを相手に8千300万ウォン余りを支給せよとして起こした取り立て金請求訴訟で原告全て勝訴判決した。

原告らが債務者である三菱重工業から受け取るお金を第3債務者であるMHパワーシステムズコリアから代わりに受け取ることができるという趣旨だ。

裁判所は同日、仮執行も可能だと宣告した。仮執行とは判決が確定しなくても賠償金を臨時に強制執行できるようにすることだ。

(中略)

今回の判決が確定すれば、取り立てを通じて日本企業の賠償金を受け取るようにする初めての事例だ。

訴訟を代理した法務法人ヘマルのイム・ジェソン弁護士は判決後「第3者返済方式を最後まで拒否した人々が法律的措置と努力を通じて日本企業からいくらの賠償金でも存在したということを歴史に残すことができるか分かれ道で裁判所が反逆的な政策に反対する方々に三菱の金で賠償を受けられる道を開いてくれて感謝する」と話した。

やはり第3者返済案に反対してきた民族問題研究所のキム・ヨンファン対外協力室長は「日本が賠償判決の履行を阻み、三菱重工業も全く賠償していない」として「ユン・ソンニョル政府が第3者返済案でこの問題を覆い隠そうとしたことを拒否し、判決を通じて賠償が実現できるようにしたことは重要な意味がある」と話した。



聯合ニュース「日강제동원 기업에 직접 배상받을 길 열려…추심 첫 승소(종합)(日本強制動員企業に直接賠償請求の道が開かれる…取り立て初勝訴)」より一部抜粋

重要な意味がある...本当にその通りです。
仮執行も可能だそうですが、そうなると日本企業に直接的な被害が出ることになります。日本政府はどうするつもりでしょう?