韓国の2月の雇用動向が発表されました。
就業者数だけを見ると前年同期より13万6000人増加しています。
しかし、15歳~29歳の青年層に絞ると逆に減少します。
特に求職活動を放棄した所謂「休んだ」青年層が初めて50万人を突破しました。
韓国では40代を「経済の腰」と呼びます。結婚して子どもが居て、最も経済活動が活発になり消費をけん引する世代という意味です。
約10年後から「経済の腰」を担う青年層の雇用の不安定化は、韓国経済の不況の長期化へと繋がります。
ファイナンシャルニュースの記事からです。
求職放棄「休んだ」青年、初の50万人突破…若年層の就業者数はここ4年で最低水準
(前略)
12日、統計庁が発表した「2月雇用動向」によれば、先月15歳以上の就業者数は2817万9000人で昨年同期より13万6000人増加した。雇用率は61.7%で0.1%p上昇した。
就業者は昨年12月、働き口事業一時終了などの影響で5万2000人減少したが、1月に13万5000人増え一ヶ月ぶりに反騰した。
しかし、このような回復傾向が一様に現れたわけではなかった。青年層と建設業の不振はさらに目立った。先月15~29歳の青年層の就業者数(355万7000人)は前年より23万500人減少した。これは2021年2月(42%)以後、最低水準だ。
青年層の失業者(26万9000人)も1年間で5000人増え、失業率(7%)は0.5%p上昇した。
さらに懸念される点は青年層の「休んだ」人口が50万4000人と集計され、史上最大値を記録したということだ。これは前年より1000人増加した数値で、COVID-19パンデミックが真っ最中だった2023年2月(49万7000人)の数値を越えた。
(中略)
産業別に見れば建設業と製造業の雇用不振が目立った。建設景気の不況で建設業の就業者が16万7000人減り10ヵ月連続減少傾向を続けた。製造業の就業者数は438万6000人で1年前より7万4000人減少した。昨年7月以降、8ヵ月連続の減少となっている。
ファイナンシャルニュース「구직 포기 ‘쉬었음’ 청년 첫 50만명 돌파... 청년층 취업자 수 4년來 최저 수준(求職放棄「休んだ」青年、初の50万人突破…若年層の就業者数はここ4年で最低水準)」より一部抜粋
「2021年2月(42%)」の「42%」が何を指しているのか、この文面から私は読み取れませんでした。私の読み方が悪いだけかもしれませんが...。