「韓国の投資家は暴落する株だけを買う奇異な才能がある」という話

韓国では個人投資家の呼び方が2種類あります。
ひとつは「東学アリ」で彼らは主に国内市場に投資します。もうひとつの「西学アリ」は国外、中でも特に米国市場に投資する個人投資家を指します。(番外として日本市場に投資する個人投資家を「日学アリ」と呼ぶケースもあります)

最近、米国市場にたびたび現れる急激なボラティリティ(変動性)増加という異常事態が韓国の個人投資家が原因だとの分析が出ました。
米国株式市場での韓国個人投資家保有額は時価全体の0.2%(1121億ドル)程度しか無いのですが、ニッチな市場を集中買収することで1000%以上の急騰を引き起こしたりするのだそうです。
もちろん、その株式はその後急落します。よって韓国人個人投資家は「暴落する株だけ買う」と、米国の資産運用会社の副社長が警告しています。「早く金持ちになりたいために大きなリスクを取っている」とも。

 



マネートゥデイの記事からです。

韓国人の買占めに1400%暴騰…「暴落する株だけ買う」米専門家が警告


(前略)

13日(現地時間)、米国の資産運用会社「アカディアン」(ACADIAN)のオーウェン・ラモント首席副社長は「イカゲーム株式市場」(The Squid Game stock market)というタイトルの文を通じて、韓国個人投資家(西学アリ)の攻撃的な投資性向が米国市場の変動性を大きくしていると主張した。

ラモント副社長は「米国株式市場でレバレッジ単一株式ETF(上場指数ファンド)と暗号通貨ETFに投資が集中し、量子コンピューティング関連株式に急騰落が見られる」として「これは韓国投資家が米国株式市場に流入したため」と見た。

(中略)

ラモント副社長は米国株式市場の変化をネットフリックスのオリジナルシリーズ「イカゲーム」になぞらえて表現し、△韓国個人投資家△早く金持ちになるために大きな危険を甘受すること△奇怪で暴力的な株価の動きなどが類似していると分析した。

彼は特に最近量子コンピューティング関連株式が急騰した事例に言及し、昨年12月に韓国投資家が1億1100万ドル(約1613億ウォン)を集中買収した「ゲッティコンピューティング」が1ヵ月ぶりに株価が1400%暴騰したことを例に挙げた。しかし、現在、該当株式は高点対比55%下落している。

(中略)

ラモント副社長は韓国の投資家らは暴落直前、特定銘柄を集中的に買収する奇異な才能(uncannyability)があると指摘した。彼は「2008年リーマンブラザーズ崩壊直前、2018年『ボルマゲドン』(Volmageddon)事態、2020年ニコラ詐欺疑惑、2023年シリコンバレー銀行(SVB)崩壊など米国金融史の災難直前に韓国個人投資家の関連銘柄買収が急増した」と批判した。

彼はこのような投資形態が「イカゲーム」と類似しているとし「『イカゲーム』参加者が規則をまともに知らないまま危険なゲームに飛び込むように、韓国投資家も早く金持ちになるために大きな危険を甘受して投資に乗り出す」として「大部分が良くない結末を迎える」と警告した。

(中略)

彼は「『イカゲーム』に参加する機会が与えられた時、最善の決定は最初から参加しないこと」とし「退屈でもインデックスファンドを買収した方が良い」と全世界の個人投資家に助言した。

(後略)



マネートゥデイ「한국인 싹쓸이에 1400% 급등…"폭락할 주식만 산다" 미 전문가 일침(韓国人の買占めに1400%暴騰…「暴落する株だけ買う」米専門家が警告)」より一部抜粋

国内市場だろうが海外市場だろうが、やっていることは同じなんですね。
やはり「一攫千金」が好きなんでしょうか?そういえば、ロトも人気のようで、当たり番号操作疑惑がたびたびニュースになっています。


特定の株に集中するということは、恐らく何らかの情報源があるんでしょうね。ネットコミュニティあたりで話題になっているとか、その程度のレベルのでしょうが。
もしくは「誰それが勧めていたから」というタイプかもしれません。

株にしろ仮想通貨にしろ為替にしろ基本は自己責任、自分で判断しないとダメです。
けど「〇〇が言っていたから」という理由で売買すると、いざ損失が出ても「〇〇のせいだ。自分は悪くない」と出来ますから、他責主義・他罰主義の人には気が楽なのかもしれませんね。