韓国の今年の成長率「0%台」の見通しの話

米国の経済分析会社が韓国の今年の成長率予測を0.1ポイント引き下げ、0.9%としました。初の「0%台成長」予測です。

他にもOECDは2.1→1.5%、S&Pは2.0→1.2%、バークレイズは1.8→1.4%、韓国銀行も1.9→1.5%へと大幅に引き下げています。
韓国銀行は先月のもので、来月からトランプ政権が発効する関税25%が適用されると、さらに下方修正される可能性があります。

 



マネーSの記事からです。

「これほどとは」...韓国「0%台成長」の衝撃見通しが出た


(前略)

29日、国際金融センターによると英国の経済分析会社キャピタルエコノミクスは、26日に発表した経済展望報告書で韓国の今年の経済成長率展望値を従来の1.0%から0.9%に下方修正した。先月の1.1%から1.0%に下げたのに続き、今月も0.1%pを追加で下げたのだ。韓国の成長率展望を0%台で提示したのはキャピタルエコノミクスが初めてだ。この機関は約70人の経済学者が所属するマクロ経済分析専門機関だ。

この他にも、グローバル主要機関と投資銀行(IB)も今月に入って、韓国の成長率展望を相次いで下方修正している。▲経済協力開発機構OECD)は2.1%から1.5%に▲スタンダード&プアーズ(S&P)は2.0%から1.2%に▲英投資銀行バークレイズは1.8%から1.4%に下方修正した。韓国銀行も先月、成長率の展望値を1.9%から1.5%へと大幅に下げた。

成長率展望値の下方修正の主な原因は、最近の政治的不確実性と対外通商環境の変化だ。ユン・ソンニョル大統領に対する弾劾審判の宣告を控え、国内政治の不安が高まり消費と投資心理が萎縮し、これによって成長率にも負担が大きくなっているという分析だ。

これに加えて、ドナルド・トランプ米大統領が来月からすべての国を対象に相互関税を賦課すると明らかにし、輸出依存度の高い韓国経済に直撃弾になりかねないという懸念も出ている。トランプ大統領はすでにカナダ・メキシコ・中国など主要貿易相手国に関税を課したのに続き、4月3日から相互関税と自動車関税も適用すると発表した。

(後略)



マネーS「"이 정도일 줄이야"…한국 '0%대 성장' 충격 전망 나왔다(「これほどとは」...韓国「0%台成長」の衝撃見通しが出た)」より一部抜粋

パワハラと言われようがどうしようが、相手が文句を言ってこない=条件を飲んだ、としてビジネスは成立すると考えることもできます。企業倫理や本人の倫理観はともかくとして、あくまでそういう発想がありうるという話です。

トランプさんもいい歳ですし、ご本人の頭の中の米国は数十年前の圧倒的世界No.1国家のままアップデートできていないかもしれません。だから、多少の無茶ブリをしても米国市場を捨てるなんてどこの企業もしないだろう、とタカを括っている可能性があります。

…アレ、なんか、どっかの国も似たようなことをよく言いますね?米国も中国も韓国を必要としているから大丈夫、みたいな…なんか似てません?