40kmの送電網の完成に21年かかった話

約40kmの送電網一つ敷くのに21年...ちょっと信じ難い話ですが、地元住民の反発が原因です。とりあえず何にもで反対しておけ、それが韓国という国です。

 



韓国経済の記事からです。

「うちの町にするな」との反発に...韓電「2.7兆」失った


2日、忠清南道唐津市の西海大橋西側の干潟の真ん中にそびえる送電塔の下の仮設橋梁。唐津から牙山市湯井面に電気を送る北唐津~新塘亭345㎸級送電線路の竣工式が行われた。

(中略)

この事業は西海岸泰安火力発電団地で生産された6.5GW規模の電気を牙山・湯井産業団地に送るために41.3kmの長さの送電線路を建設するプロジェクトだ。2003年3月に始まり2012年6月に予告された竣工時点が6回も延期され、昨年末に開通した。12年(150ヵ月)の遅刻の末、21年もかかって送電線を敷いたわけだ。21年間、韓電は農作物の毀損、渡り鳥の影響などを理由に住民の強い反発にぶつかった。計7回、路線を変え陸地の代わりに干潟の上に送電線を敷かなければならなかった。

事業が遅延する間、泰安火力発電団地の発電所は能力より電気を少なく生産する「発電制限」状態で運営された。発電所の力量は浪費され、韓電は足りない電気を高価な液化天然ガスLNG)に代替するため、さらに2兆7000億ウォンを使わなければならなかった。

(中略)

問題は、このように工事が遅れた送電線が一つや二つではないという点だ。計画された送電線路事業31件のうち、正常に竣工した事例は現在まで5件に過ぎない。26の送電線が遅刻竣工したか、まだ竣工していないということだ。北唐津~新湯井送電線のように、60ヵ月以上の長期遅延事業も5つにのぼる。

(中略)

産業部は、龍仁半導体メガクラスターが竣工する2038年の電力需要が今より30%以上多い128.9GWに増えるものと見ている。産業部のチェ・ナムホ第2次官は発電所は十分だが送電網が不足して稼動できない発電所が多い」として「最大の話題は送電網」と話した



韓国経済「'우리 동네에 하지마' 반발에…한전 '2.7조' 날렸다(「うちの町にするな」との反発に...韓電「2.7兆」失った)」より一部抜粋

発電所が「送電線が無いから稼働できません」って完全にギャグですよね。
龍仁半導体メガクラスタ―もそうならないかなと密かに楽しみにしています。