本日、憲法裁判所はユンさんへの弾劾を認容しました。これによりユンさんは直ちに罷免され失職、「前大統領」となりました。
デジタルタイムズの記事からです。
[ユン罷免]戒厳宣言、違憲・違法…内乱罪の撤回・弾劾訴追は適法
4日、憲法裁判所はユン・ソンニョル前大統領を罷免した。2017年のパク・クネ元大統領に続き、憲政史上2度目だ。
憲法裁は弾劾審判の5つの争点すべてが憲法に違反すると判断した。ユン前大統領弾劾審判事件の主要争点は、△非常戒厳宣言の要件と手続き△戒厳司令部布告令1号△軍・警察動員国会活動妨害△軍を動員した令状のない中央選挙管理委員会の家宅捜索△政治家など主要人物の逮捕指示行為などだった。
(中略)
憲法裁は特に「被請求人の意図に符合しなくても野党を支持した国民の意思を排除しようとする試みをしてはならなかった」とし「それにもかかわらず被請求人は憲法と法律に違反してこの事件戒厳を宣言することにより国家緊急権乱用の歴史を再現し国民を衝撃に落とし、社会・経済・政治・外交全分野に混乱を引き起こした」と付け加えた。ユン前大統領は「国民」に何度も言及したが、その国民はユン前大統領自身を支持する国民に限定されたという点を指摘したのだ。
憲法裁は最後に「被請求人の違憲・違法行為は国民の信任を裏切ったもので、憲法守護の観点で容認できない重大な法違反行為に該当する」とし「被請求人を罷免することによって得る憲法守護の利益が大統領罷免にともなう国家的損失を圧倒するほど大きい」と明らかにした。無数のデマと説、流言とは全く違う裁判官全員一致の意見でユン前大統領を罷免した。
デジタルタイムズ「[尹파면] "계엄선포, 위헌·위법… 내란죄 철회·탄핵 소추는 적법"([ユン罷免]戒厳宣言、違憲・違法…内乱罪の撤回・弾劾訴追は適法)」より一部抜粋
ユンさんの戒厳騒動に関しては救いようの無い軽挙妄動としか言いようがありません。身から出たサビです。ですので、この結果に同情はしません。
しかし、韓国国民には大いに同情します。今回の結果を喜んでいる人も含めて。
保守政党の大統領は2代連続で「弾劾エンド」です。大統領選は今の所6月3日が有力と言われていますが、政権交代はまず間違いないでしょう。
良くなる未来が想像付きませんね。