次期大統領候補調査、イ・ジェミョンさんが34%で1位...変数の浮動層が38%という話

大統領選挙の日程はまだ発表されていませんが、6月3日が最有力と言われています。
韓国ギャラップが実施した次期大統領候補の有力候補はイ・ジェミョンさんの単独1位(34%)は変わらず、2位は雇用労働部長官のキム・ムンスさん(9%)です。
ここだけ見たらイ・ジェミョンさんで決まりっぽいですが、「保留」と回答した浮動層が38%居るそうです。

 



ヘラルド経済の記事からです。

イ・ジェミョン34%<浮動票38%...大統領選挙本格化、「一強」の課題


(前略)

韓国ギャラップが今月1~3日、全国の満18歳以上1001人を対象に実施した定例調査(4月1週目)の結果によると、将来の大統領候補として誰が良いと思うかに関する質問(将来の政治指導者選好度調査・自由回答)にイ代表が34%で1位を記録した。イ代表に対する選好度の数値は直前の調査(3月4週目)と同じだった。

(中略)

2位は9%でキム・ムンス雇用労働部長官が占めた。野党陣営の「潜龍」の中では1位だ。

(中略)

さらに、キム長官を含め、選好度1%以上を示し今回の世論調査の結果に名前が挙がった潜龍らのそれぞれの選好度をすべて足しても、イ代表一人の選好度に及ばないものと集計された。

キム長官に続き▷ハン・ドンフン元国民の力代表5%▷ホン・ジュンピョ大邱市長4%▷オ・セフン・ソウル市長2%と集計された。イ・ジュンソク改革新党議員、チョ・グク元チョ・グク革新党代表、イ・ナギョン元国務総理はそれぞれ1%を記録した。

(中略)

韓国ギャラップの将来の政治指導者選好度調査では選好度1%未満が出てきた人物の場合、別途に公開されず「その他の人物」に括られるが、韓国ギャラップは今回の調査で「その他の人物」に約20人が含まれ、全体の5%の比率を占めたと明らかにした。キム長官をはじめ世論調査に名前を載せた潜龍の選好度総合に「その他人物」5%を加えても28%だ。

しかし、このような数値にもかかわらず、民主党が次期大統領選挙と関連して慎重に接近する理由は世論調査にも現れる浮動層の割合のためだ。今後、早期大統領選挙の局面で実際の票心がどのように動くかは生半可に予測し難いが、浮動層の割合がイ代表に対する選好度数値と同等に高く現れている。

今回の調査でも「意見留保」比率が38%でイ代表選好度34%より4%p高かった。イ代表が他の潜龍らに先んじても、いざ「不動層」には負けたわけだ。さらに、韓国ギャラップの定例調査で浮動層の割合は2月第2週(30%)以降上昇している。今年発表された将来の政治指導者選好度調査のうち、今回の調査で浮動層の割合が最も高い数値を記録した。

(中略)

イ代表が「企業」と「成長」を強調しながら中道拡張に気を使うのも、この浮動層比率を意識した行動だという分析が出ている。早期大統領選挙の政局が熱くなるほど陣営の結集で事実上の二者対決構図が作られる可能性が高いという理由からだ。早期大統領選挙が現実化した状況で、浮動層の票獲得はイ代表が確実に大統領選を獲得するために解決しなければならない宿題に挙げられる。

(後略)



ヘラルド経済「이재명 34% < 부동층 38%…대선 본격화, ‘1강’의 과제[數싸움](イ・ジェミョン34%<浮動票38%...大統領選挙本格化、「一強」の課題)」より一部抜粋

現・雇用労働部長官のキム・ムンスさんは早ければ8日に出馬表明するのではないか、と言われています。与党議員というわけではありませんが、経歴的に与党よりの人ですので、保守層の支持は集まると思われます。
支持率は各候補出そろってからまた動くんでしょうが、今の所、イ・ジェミョンさんの圧倒的有利な状況が覆るほどのことが起こるとは思えません。