韓国は国際養子縁組が盛んな国です。国際養子縁組で海外に渡った子供が世界一だとも言われています。
具体的には、1953年(朝鮮戦争休戦以降)から2023年までに公式な記録が残っているだけで16万人以上です。非公式なものを含めると、20万人の子供が米国やヨーロッパに「輸出」 ...送られているとみられています。20万人...韓国が主張する慰安婦強制連行と一致しますね。
一部の養子たちは、長じてから真相究明を求める動きを起こしています。慰安婦問題や徴用工問題でもお馴染みの「真実・和解のための過去史整理委員会」が関わっているのですが、慰安婦や徴用工と違ってこの件は「調査中止」扱いが相次いでいます。
ハンギョレの記事からです。
海外養子42名、またも真相究明挫折…残り311人を「調査中止」処理
真実・和解のための過去史整理委員会(真実和解委)で真実究明が保留された「海外養子縁組過程人権侵害事件」被害者42人が再び人権侵害認定という壁を越えることができず「調査中止」処理された。残りの269人も調査期間が差し迫って「調査中止」と決定され、計311人の海外養子縁組人が次期真実和解委で真実究明を期待しなければならない状況になった。
23日、真実和解委関係者らの説明を総合すると、真実和解委は前日開かれた第107回全体委員会に先月25日に処理が保留された42件を補完して再上程したが、与党推薦委員らが以前全体委で保留決定の基準とした「記録の不在」などを理由にまた一部事件だけ真実究明決定をしようという意見を提示した。これに対し、イ・サンフン常任委員をはじめとする一部の委員は、全員真実究明の意見を明らかにし、合意や表決に至らないまま調査中止で合意した。パク・ソンヨン委員長も42件のうち6件を除いた36件の真実究明に反対したという。
野党推薦委員らは結果を覆すことが難しい「不能決定」と結論が出ることを憂慮して表決に出なかった。時間がかかっても3期真実和解委に再上程するのが被害者に有利だという判断だった。同日、案件に上がれなかった269人に対する真実究明も残った真実和解委の調査期間が差し迫っており、調査中止に決定された。真実和解委に養子縁組人権侵害の真実究明を申請した被害者は367人にのぼる。
海外養子縁組事件は1950年代から現在まで政府が国内福祉費用を節減しようとする目的で養子縁組斡旋機関に大部分の養子縁組事務を委任したまま数十万人の児童を海外に養子縁組させる過程で、立法府室・管理監督の怠慢、行政手続きの未履行で養子の人権を侵害した事件だ。
(中略)
保健福祉部の統計などによると、1953年から2023年まで国際養子縁組された児童は16万9859人で、非公式統計まで加えると20万人と推算される。
(中略)
パク・ソンヨン委員長は「海外養子縁組過程の人権侵害事件の真実究明決定発表記者会見」でこれに対して「(国家暴力の被害者であることを証明する)資料が不足しているため、さらに探してみようという決定を下したのだ。もちろん書類が不備な養子縁組の場合、資料自体がないこともあり、飢餓(捨てられた子供)の場合、意図的に資料を破棄する場合もあるが、激しい議論の末に決定した」と話した。
養子縁組人の当事者らと国内外の養子縁組人の人権団体関係者らは「海外養子の大部分が養子縁組斡旋機関によって虚偽および操作された書類を基盤に養子縁組されたが、情報不足を理由に真実究明を保留したのは矛盾した決定」とし、全員が真実究明の決定を要求してきた。
ハンギョレ「해외입양인 42명 또 진실규명 좌절…남은 311명 ‘조사중지’ 처리(海外養子42名、またも真相究明挫折…残り311人を「調査中止」処理)」より一部抜粋
調査継続不可能と判断されてケース・クローズされるくらいなら今回は調査中止にして次回に回そう、という人も居ると読み取れますが、どこまで本気でしょうね?
日本に対しては資料が不足していようが「国家による人権侵害事件」「国家による犯〇」と声高なのに、自国に対しては随分と寛容なことです。