韓国最高裁が高裁判決を差し戻し、事実上「有罪」判決が確定した公選挙法違反事件について、当初ソウル高裁は今月15日に初公判としていましたが、来月18日に延期されました。
また、進行中だった別の裁判も来月24日に変更されることが決定しました。
これにより、イ・ジェミョンさんの司法リスクが消滅、大統領への道が大きく開かれることとなります。
東亜日報の記事からです。
イ・ジェミョン裁判、相次いで延期…破棄差し戻し審ー大長洞ともに6月に
共に民主党のイ・ジェミョン大統領選挙候補の大長洞開発特恵など疑惑事件の1審裁判も6・3大統領選挙以後の来月24日に延期された。来月18日に押されたイ候補の公職選挙法違反事件の破棄差し戻し審の初公判延期に続き出た裁判所の決定だ。
イ候補の大長洞事件の1審を担当したソウル中央地裁刑事合議33部は7日、今月13、27日に予定された公判期日を来月24日に変更すると明らかにした。
(中略)
これに先立ち、イ候補側は同日、大長洞事件の1審と偽証教師容疑事件の2審を裁判部にそれぞれ公判期日変更申請書を提出した。ソウル高裁刑事3部が担当した偽証教師容疑事件の2審は、今月20日と来月3日の公判が予定されている。このうち、大長洞事件を担当した裁判部が先にイ候補側の申請を受け入れたのだ。
同日午前には、イ候補の公職選挙法違反事件の破棄差し戻し審の初公判が今月15日から来月18日に延期された。事件を引き受けたソウル高裁刑事7部はイ候補に「均等な選挙運動の機会を保障し裁判の公正性論難をなくすために裁判を大統領選挙以後に変更した」と説明した。
(後略)
東亜日報「이재명 재판 줄줄이 연기…파기환송심-대장동 모두 6월에(イ・ジェミョン裁判、相次いで延期…破棄差し戻し審ー大長洞ともに6月に)」より一部抜粋
共に民主党が推進している刑事訴訟法改正案には、大統領選挙候補者として登録した時点から投票終了まで公判手続きを停止する規定も含まれているそうです。
この改正案について法務部は「犯罪避難所になる可能性」を指摘しています。
が、高裁は独自判断で候補者の裁判を投票終了まで停止する措置を取ったようですね。後は来月18日までに大統領職にある間は内乱罪と為替犯罪以外の公判は停止させる規定を盛り込んだ刑事訴訟法改正案をゴリ押しで通してしまえばイ・ジェミョンさんは安泰です。