6月3日の韓国大統領選を控えて候補者の支持率が変動しています。一時は共に民主党候補のイ・ジェミョンさんが圧倒的な支持率を獲得していましたが、徐々に国民の力候補のキム・ムンスさんが追い上げています。
世論調査の媒体によって出て来る数字に多少の違いはあれど、大体の媒体で支持率の差は縮まっています。
特に支持率の差が10%ポイント以内になったメディアでは格差を「誤差範囲内の接戦」として報じる記事が上がるなどしています。
こうした報道の流れを受けて共に民主党が「また」世論調査の結果が「操作された」と疑義を提起、告発に乗り出しました。
国民日報の記事からです。
「イ・ジェミョンーキム・ムンス、接戦?世論調査操作」...民主、告発に乗り出す
(前略)
民主党のシン・ヒョンヨン選挙対策委員会報道官は23日、書面ブリーフィングを通じて、「イ・ジェミョン候補とキム・ムンス候補間の(支持率)格差を誤差範囲内の接戦として発表した世論調査が、仮想番号方式ではなくRDD(無作為電話をかける)方式に任意加重値を適用し、進行され、操作疑惑が提起されている」と明らかにした。
さらに、「さらに大きな問題は、世論調査の結果が事前に流出した可能性が高いという点だ。公表前日にソ・ジョンウク弁護士が『明日4%台の誤差範囲世論調査が出てくる』と発言したことが確認された」とし「キム・ムンスキャンプが公表前の結果を認知したとすれば世論調査操作に介入した可能性が高い」と主張した。
シン報道官は「世論操作は民主主義の基本秩序を崩す重大犯罪」とし「選挙対策委員会は該当世論調査操作疑惑に対して告発措置するなど世論操作が足を踏み入れないよう強力に対応する。捜査機関にも徹底的かつ迅速な捜査を強く促す」と付け加えた。
国民日報「“이재명-김문수 접전? 여론조사 조작”…민주, 고발 나서(「イ・ジェミョンーキム・ムンス、接戦?世論調査操作」...民主、告発に乗り出す)」より一部抜粋
世論調査の結果が事前に流出することが、「介入」の根拠となるのがよく分かりませんが、ともかく彼らの考えている結果では無かったから「操作だ捏造だ」と言っているのかもしれません。
自分たちの頭の中と現実が違ったら、条件反射でとりあえず現実を捻じ曲げにいく人たちなのでしょうか?